準同型暗号とは?じゅんどうけいあんごう
準同型暗号とは、暗号文のまま加算や乗算といった演算を行え、その結果を復号すると平文どうしを同じ演算にかけた値が得られる暗号方式。計算を任せる相手に平文を見せずに済むため、クラウドへの処理委託や、個票を隠したままの統計処理を支える技術と位置付けられる。
最終更新:2026-10-06
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従来の暗号が守れるのは保管中と通信中だけで、計算するときはどこかで必ず平文へ戻す必要があった。処理を外部の計算資源へ任せるほど、その一瞬を相手に預けることになる。中身を見せずに計算だけさせられれば、委託先を信頼の範囲から外せる。シラバスでは秘密分散と並んで秘密計算の枠に置かれている。
具体例
複数の事業者が売上を暗号化したまま持ち寄り、合計だけを取り出して各社の数値は誰にも見せない、という集計に使う。医療機関の検査値を暗号化したまま外部の計算資源へ渡し、統計量だけを受け取る用途でも検討されている。
試験での引っ掛け
暗号化したまま何でもできるわけではない点。実用の中心は加算だけ、あるいは乗算だけを許す方式で、任意の演算を許す完全準同型は計算量が桁違いに大きい。加えて復号鍵を持つ側が漏らせば結局は平文が出るため、鍵管理の要件は他の方式と何も変わらない。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。