暗号化消去とは?あんごうかしょうきょ
暗号化消去とは、媒体の内容を常時暗号化しておき、廃棄時に復号鍵を破棄することで全データを復元不能にする消去方式。全領域を上書きする方法と違って容量に左右されず短時間で終わるため、大容量ドライブやクラウドの仮想ディスクの廃棄手順として採られる。
最終更新:2026-10-06
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記憶媒体の容量が増え、全領域への上書きに何時間もかかるようになった。フラッシュメモリでは代替ブロックへ書かれた内容に上書きが届かず、上書き方式の前提自体も崩れる。処分や再利用のたびに装置と時間を取られる制約から、鍵を消して読めなくする発想が使われるようになった。
具体例
自己暗号化ドライブ(SED)は、内部の鍵を入れ替える指示だけで全領域を無効化できる。NIST SP800-88はこの方式を正式な消去手段として位置づけており、リース返却端末の初期化やクラウド事業者の廃棄手順の根拠になっている。
試験での引っ掛け
成立条件が抜けやすい。運用の途中から暗号化を有効にした媒体には、それ以前に書かれた平文が残る。鍵がバックアップや鍵預託先に複製されていれば消したことにならず、物理破壊と違って媒体が再利用できる状態で残る点も選択肢の作り分けに使われる。
関連用語
出典・参考
公式シラバスの3 技術要素 > 4. 情報セキュリティ対策 > (1) 情報セキュリティ対策の種類に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。