クリプトジャッキングとは?くりぷとじゃっきんぐ
クリプトジャッキングとは、他人のPCやサーバ、クラウド環境で無断に暗号資産のマイニングを行わせ、計算資源と電力を奪う攻撃。データを壊しも盗みもしないため利用者が異常に気づきにくく、被害はCPU使用率の慢性的な上昇や、クラウド利用料金の急増という形で表に出る。
最終更新:2026-10-06
この語が出る過去問を解く →背景
ランサムウェアのように目立つ攻撃は発見も通報も早く、攻撃者にとっては換金までの手間と追跡のリスクが大きい。気づかれないまま資源を使い続けられれば、被害者が動かない限り収益が続く。従量課金のクラウドと、認証を付け忘れた管理APIやコンテナ基盤の普及が、この手口が成り立つ土壌になっている。支援士では、可用性とコストの異常から侵害を見つける観点で問われる。
具体例
あるクラウド環境で日次の課金額が突然10倍近くへ跳ね上がり、調べると認証を掛けずに公開していたコンテナ管理APIから、マイニング用のコンテナが大量に起動されていた。対処はAPIの遮断と不要コンテナの削除、そしてCPU使用率と課金額の急変を通知するアラートの設定になる。
試験での引っ掛け
「暗号」という語からランサムウェアと混同しやすいが、行うのは暗号資産の採掘であって、データの暗号化も窃取もしない。破壊が無いぶん発見が遅れるため、手がかりはファイルの異常ではなくCPU使用率・電力・請求額の推移になる。
関連用語
出た過去問
出典:平成31年度 春期 情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅱ 問5(IPA)
仮想通貨環境において,報酬を得るために行われるクリプトジャッキングはどれか。
正解:他人のPC又はサーバに侵入して計算資源を不正に利用し,台帳への追記の計算を行う。
要点:クリプトジャッキングは他人の資源で無断マイニングする
クリプトジャッキングは、他人のPCやサーバの計算資源を無断で使い、暗号資産のマイニング(ブロックチェーンの台帳へ追記するための計算)を行わせて報酬を得る行為である。Webページに埋め込んだスクリプトやマルウェアで実行され、被害者側では動作の重さや電力消費の増加として現れる。
出典:令和5年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅱ 問5(IPA)
クリプトジャッキングに該当するものはどれか。
正解:PCに不正アクセスし、そのPCのリソースを利用して、暗号資産のマイニングを行う攻撃
要点:クリプトジャッキングは他人の計算資源を盗んで採掘させる
クリプトジャッキングは、他人の計算資源を無断で使って暗号資産のマイニングを行わせる攻撃である。マルウェアを送り込む手口のほか、Webページに埋め込んだスクリプトを閲覧者のブラウザで動かす手口もある。直接データを盗むわけではないが、CPUの浪費による性能低下や電気代の増加、機器の劣化といった被害が生じる。
出典:令和7年度 春期 情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅱ 問5(IPA)
クリプトジャッキングに該当するものはどれか。
正解:PCに不正アクセスし、そのPCのリソースを利用して、暗号資産のマイニングを行う攻撃
要点:クリプトジャッキングは他人の計算資源を盗んでマイニングする攻撃
クリプトジャッキングは、他人のPCやサーバ、Webブラウザの計算資源を無断で使って暗号資産のマイニングを行わせる攻撃です。不正送金や暗号資産そのものの窃取ではなく、被害者が気付かないうちにCPU資源と電力を奪われる点が特徴で、動作が重くなる以外に目立った兆候が出にくい傾向があります。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。