KJ法(親和図法)とは?けーじぇーほうしんわずほう
KJ法(親和図法)とは、集めた事実や意見を1件ずつカードに分け、近いものを寄せて島にまとめ、島へ付けた見出しどうしの関係を図に起こす手法。分類の枠を先に用意しないので想定外の論点が生き残る一方、時間がかかり、出来上がりが参加者の顔ぶれに左右される。軸がすでに決まっている整理作業には向かない。
最終更新:2026-10-06
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利用部門へのヒアリングで出てくるのは、粒度も観点もばらばらな不満と要望で、既存の機能一覧へ振り分けると枠に入らないものが落ちる。落ちたものにこそ本当の課題があることが多い。文化人類学者の川喜田二郎がフィールドワークのデータ整理法として考案したものが、要件定義の発想法として使われるようになった。対象業務のシステム課題を定義する工程がこの出番にあたる。
具体例
利用者インタビューで出た不満を1件1枚に書き出して集約すると、「探せない」「入力が二重」「承認待ちが長い」といった島ができる。この島がそのままシステム化範囲を検討する単位になる。分散した参加者なら Miro のような付箋ツールで同じ操作をそのまま再現できる。
試験での引っ掛け
あらかじめ分類項目を用意して振り分けるのは親和図法ではなく、既存の枠組みへの当てはめであり、想定外の論点を拾うという目的を失う。同じ新QC七つ道具でも、要因の絡み合いを整理する連関図法とは狙いが違う。カードの粒度をそろえないと、抽象度の高い1枚が島を支配して結論が平板になる。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。