資源平準化/資源円滑化とは?しげんへいじゅんか・しげんえんかつか
資源平準化/資源円滑化とは、どちらも要員や設備の山谷をならすためにスケジュールを調整する技法だが、資源平準化は供給量の制約を優先して開始日を動かすためクリティカルパスが変わり工期が延びることがあり、資源円滑化はフロートの範囲内でしか動かさないので工期もクリティカルパスも変えない。
最終更新:2026-10-06
この語が出る過去問を解く →背景
論理的な依存関係だけで引いたスケジュールは、同じ技術者が同時に3本の作業へ割り当たるような、実行できない形になりやすい。人は分身できず増員も即日はできないので、供給側の制約をスケジュールへ持ち込む工程が要る。JIS Q 21500も、論理的に可能な実施期間の短縮と資源平準化を図ってスケジュールを作成するとしている。工期を固定するか要員の実在数を固定するかで、二つの技法が分かれる。
具体例
特定の技術者に月100時間超の負荷が集中する期間があるとき、フロートを持つ後続作業を後ろへずらして月あたりの負荷を一定以下へ均すのが円滑化。ずらす先が無く、それでも同時実行を避けるために納期側を動かすことになれば平準化になる。
試験での引っ掛け
工期が延びる可能性があるのが平準化、延びないのが円滑化で、この区別が繰り返し問われる。平準化を掛けた後はクリティカルパスが別の経路へ移っていることがあるため、必ず再計算する。
関連用語
出た過去問
出典:令和2年度 10月試験 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ 問8(IPA)
PMBOKガイド第6版によれば、プロジェクト・スケジュール・マネジメントにおけるプロセス“スケジュールの作成”のツールと技法の特徴のうち、資源平準化の特徴はどれ…
正解:アクティビティの開始日と終了日を調整するので、クリティカル・パスが変わる原因になることが多い。
要点:資源平準化は工期やクリティカルパスを変えることがある
資源平準化は、要員などの資源の投入量が期間ごとに大きく変動したり上限を超えたりしないよう、アクティビティの開始日と終了日を動かして調整する技法である。フロートの範囲を超えて動かすこともあるため、結果としてクリティカルパスが変化したり全体工期が延びたりすることが多い。フロートの範囲内で山を均す資源円滑化とは、この点で区別される。
出典・参考
高度試験 午前I(高度午前I 相当)のシラバスの5 プロジェクトマネジメント > 6. プロジェクトの時間 > (3) ツールと技法に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。