プロジェクトバッファ/合流バッファとは?
プロジェクトバッファ/合流バッファとは、クリティカルチェーン法で用いる時間の緩衝。プロジェクトバッファはクリティカルチェーンの末尾に置いて納期を守るためのもの、合流バッファ(フィーディングバッファ)は非クリティカルな経路がクリティカルチェーンに合流する直前に置き、支流の遅れが本流へ波及するのを防ぐ。
プロジェクトマネージャ試験の過去問では6回出題されています(2017年度〜2025年度)。
ぷろじぇくとばっふぁ・ごうりゅうばっふぁ
プロジェクトバッファ/合流バッファの意味
クリティカルチェーン法で用いる時間の緩衝。プロジェクトバッファはクリティカルチェーンの末尾に置いて納期を守るためのもの、合流バッファ(フィーディングバッファ)は非クリティカルな経路がクリティカルチェーンに合流する直前に置き、支流の遅れが本流へ波及するのを防ぐ。
プロジェクトバッファ/合流バッファの具体例
4つの作業の余裕を各2日ずつ削って合計8日とし、その半分の4日を末尾のプロジェクトバッファとする。
プロジェクトバッファ/合流バッファは試験でどう引っ掛けられる?
置く場所の取り違えが定番。プロジェクトバッファはクリティカルチェーンの末尾に1つだけ、合流バッファは支流がクリティカルチェーンに合流する手前に置く。「クリティカルチェーン上の各作業の後ろに置く」は誤り(個別の余裕を排除するのがCCPMの狙い)。また、これらは日程の余裕であるフロート(フリーフロート・トータルフロート)とは別物で、意図的に確保する緩衝である。
プロジェクトバッファ/合流バッファと関連する用語
プロジェクトバッファ/合流バッファが出た過去問
プロジェクトのスケジュールを管理するときに使用する"クリティカルチェーン法"の実施例はどれか。
正解:クリティカルパスを守るために,合流バッファとプロジェクトバッファを設ける。
要点:クリティカルチェーン法は余裕をバッファに集約して管理する
クリティカルチェーン法は、各作業に埋め込まれがちな安全余裕を取り除いて集約し、バッファとしてまとめて管理する手法である。クリティカルチェーンの末尾に置くプロジェクトバッファと、非クリティカルな経路がクリティカルチェーンに合流する手前に置く合流バッファを設け、バッファの消費状況で進捗を管理する。
出典:平成29年度 春期 プロジェクトマネージャ試験 am2 問1(IPA)プロジェクトのスケジュール管理で使用する“クリティカルチェーン法”の実施例はどれか。
正解:限りある資源とプロジェクトの不確実性に対応するために、合流バッファとプロジェクトバッファを設ける。
要点:クリティカルチェーン法は合流・プロジェクトバッファで管理する
クリティカルチェーン法は、各作業の見積りに個別に潜ませていた安全余裕を取り除き、まとめてバッファとして管理する手法である。プロジェクト全体の納期を守るためにチェーンの最後に置くのがプロジェクトバッファ、非クリティカルな経路がクリティカルチェーンに合流する手前に置くのが合流バッファ(フィーディングバッファ)である。資源の制約も考慮して計画する点がクリティカルパス法との違いである。
出典:令和1年度 春期 プロジェクトマネージャ試験 am2 問4(IPA)プロジェクトのスケジュール管理で使用する“クリティカルチェーン法”の実施例はどれか。
正解:限りある資源とプロジェクトの不確実性に対応するために、合流バッファとプロジェクトバッファを設ける。
要点:クリティカルチェーン法は合流バッファとプロジェクトバッファで守る
クリティカルチェーン法は、各作業に個別に潜ませていた安全余裕を取り除き、まとめてバッファとして管理する手法である。全体の納期を守るためチェーンの末尾に置くのがプロジェクトバッファ、非クリティカルな経路が合流する手前に置くのが合流バッファである。資源の制約も同時に考慮する点がクリティカルパス法との違いである。
出典:令和3年度 秋期 プロジェクトマネージャ試験 am2 問7(IPA)表は、あるプロジェクトにおける作業①〜④の担当者、所要日数の見積り、前作業を示している。条件に従って、クリティカルチェーンプロジェクトマネジメント(CCPM)に…
正解:13
要点:CCPMはABPで組み、余裕の半分をバッファに集約する
CCPMでは各作業の安全余裕を取り除いたABPの見積りで日程を組む。担当者Aは作業①(6日)→②(2日)→④(3日)を直列に行うため11日を要し、これがクリティカルチェーンとなる(担当者Bの③3日は並行して収まる)。クリティカルチェーン上の余裕日数はHP−ABPの合計で、(8−6)+(3−2)+(4−3)=4日、その半分の2日がプロジェクトバッファとなる。よって11+2=13日。
出典:令和5年度 秋期 プロジェクトマネージャ試験 am2 問6(IPA)プロジェクトのスケジュール管理で使用する“クリティカルチェーン法”の実施例はどれか。
正解:限りある資源とプロジェクトの不確実性とに対応するために,合流バッファとプロジェクトバッファとを設ける。
要点:CCPMは合流バッファとプロジェクトバッファを設ける
クリティカルチェーン法は、各作業に個別に持たせていた安全余裕を取り除いて一か所に集約し、資源の制約とプロジェクトの不確実性に備える手法である。クリティカルチェーンの末尾に置くプロジェクトバッファと、そこへ合流する経路の末尾に置く合流バッファを設ける点が特徴となる。
出典:令和5年度 秋期 プロジェクトマネージャ試験 am2 問8(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。