クリティカルチェーン法(CCPM)とは?
クリティカルチェーン法(CCPM)とは、制約理論(TOC)に基づき、資源の制約を考慮した最長経路(クリティカルチェーン)を特定し、個々の作業に埋め込まれた安全余裕を取り除いて全体の末尾にプロジェクトバッファとして集約する手法。支流の経路には合流バッファを置く。バッファの消費率で進捗を管理する。
プロジェクトマネージャ試験の過去問では6回出題されています(2017年度〜2025年度)。
くりてぃかるちぇーんほう
クリティカルチェーン法(CCPM)の意味
制約理論(TOC)に基づき、資源の制約を考慮した最長経路(クリティカルチェーン)を特定し、個々の作業に埋め込まれた安全余裕を取り除いて全体の末尾にプロジェクトバッファとして集約する手法。支流の経路には合流バッファを置く。バッファの消費率で進捗を管理する。
クリティカルチェーン法(CCPM)の具体例
各作業の見積りを50%の確率で終わる期間に切り詰め、削った分の一部を全体バッファとして末尾にまとめ、バッファ消費が計画進捗を上回ったら対策を打つ。
クリティカルチェーン法(CCPM)は試験でどう引っ掛けられる?
「各作業ごとに余裕を持たせる」のは従来型で、CCPMは逆に個別の余裕を排除して集約する。学生症候群・パーキンソンの法則による余裕の浪費を防ぐことが狙い。
クリティカルチェーン法(CCPM)と関連する用語
クリティカルチェーン法(CCPM)が出た過去問
プロジェクトのスケジュールを管理するときに使用する"クリティカルチェーン法"の実施例はどれか。
正解:クリティカルパスを守るために,合流バッファとプロジェクトバッファを設ける。
要点:クリティカルチェーン法は余裕をバッファに集約して管理する
クリティカルチェーン法は、各作業に埋め込まれがちな安全余裕を取り除いて集約し、バッファとしてまとめて管理する手法である。クリティカルチェーンの末尾に置くプロジェクトバッファと、非クリティカルな経路がクリティカルチェーンに合流する手前に置く合流バッファを設け、バッファの消費状況で進捗を管理する。
出典:平成29年度 春期 プロジェクトマネージャ試験 am2 問1(IPA)プロジェクトのスケジュール管理で使用する“クリティカルチェーン法”の実施例はどれか。
正解:限りある資源とプロジェクトの不確実性に対応するために、合流バッファとプロジェクトバッファを設ける。
要点:クリティカルチェーン法は合流・プロジェクトバッファで管理する
クリティカルチェーン法は、各作業の見積りに個別に潜ませていた安全余裕を取り除き、まとめてバッファとして管理する手法である。プロジェクト全体の納期を守るためにチェーンの最後に置くのがプロジェクトバッファ、非クリティカルな経路がクリティカルチェーンに合流する手前に置くのが合流バッファ(フィーディングバッファ)である。資源の制約も考慮して計画する点がクリティカルパス法との違いである。
出典:令和1年度 春期 プロジェクトマネージャ試験 am2 問4(IPA)プロジェクトのスケジュール管理で使用する“クリティカルチェーン法”の実施例はどれか。
正解:限りある資源とプロジェクトの不確実性に対応するために、合流バッファとプロジェクトバッファを設ける。
要点:クリティカルチェーン法は合流バッファとプロジェクトバッファで守る
クリティカルチェーン法は、各作業に個別に潜ませていた安全余裕を取り除き、まとめてバッファとして管理する手法である。全体の納期を守るためチェーンの末尾に置くのがプロジェクトバッファ、非クリティカルな経路が合流する手前に置くのが合流バッファである。資源の制約も同時に考慮する点がクリティカルパス法との違いである。
出典:令和3年度 秋期 プロジェクトマネージャ試験 am2 問7(IPA)表は、あるプロジェクトにおける作業①〜④の担当者、所要日数の見積り、前作業を示している。条件に従って、クリティカルチェーンプロジェクトマネジメント(CCPM)に…
正解:13
要点:CCPMはABPで組み、余裕の半分をバッファに集約する
CCPMでは各作業の安全余裕を取り除いたABPの見積りで日程を組む。担当者Aは作業①(6日)→②(2日)→④(3日)を直列に行うため11日を要し、これがクリティカルチェーンとなる(担当者Bの③3日は並行して収まる)。クリティカルチェーン上の余裕日数はHP−ABPの合計で、(8−6)+(3−2)+(4−3)=4日、その半分の2日がプロジェクトバッファとなる。よって11+2=13日。
出典:令和5年度 秋期 プロジェクトマネージャ試験 am2 問6(IPA)プロジェクトのスケジュール管理で使用する“クリティカルチェーン法”の実施例はどれか。
正解:限りある資源とプロジェクトの不確実性とに対応するために,合流バッファとプロジェクトバッファとを設ける。
要点:CCPMは合流バッファとプロジェクトバッファを設ける
クリティカルチェーン法は、各作業に個別に持たせていた安全余裕を取り除いて一か所に集約し、資源の制約とプロジェクトの不確実性に備える手法である。クリティカルチェーンの末尾に置くプロジェクトバッファと、そこへ合流する経路の末尾に置く合流バッファを設ける点が特徴となる。
出典:令和5年度 秋期 プロジェクトマネージャ試験 am2 問8(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。