VDIとは?ぶいでぃーあい
VDI(Virtual Desktop Infrastructure)は、利用者のデスクトップ環境をデータセンタ内のサーバ上の仮想マシンで動かし、端末へは画面の更新と入力だけをやり取りする方式。実データが端末に置かれないため、紛失・盗難や持ち出しによる漏えいを構造的に抑えられる。
最終更新:2026-10-06
この語が出る過去問を解く →背景
端末が社外へ持ち出され、私物端末からの接続も求められるようになった結果、データを端末に置かないという選択が現実的になった。ネットワークから見ると、これは端末とデータの間にあった距離をそのまま回線に載せ替える構成である。画面転送は帯域よりも往復遅延に敏感なので、回線の太さだけを見た設計では体感が改善しないという別の課題が生まれる。
具体例
拠点から本社データセンタのVDIを使う設計では、1利用者あたりの帯域だけでなくRTTを実測する。文字入力の反応は往復遅延で決まるため、増速しても遅延の大きい経路では改善しない。動画や音声は端末側で再生させるリダイレクト機能を使い、画面転送の帯域を守る。
試験での引っ掛け
端末と仮想環境の間でクリップボード共有やファイル持ち出しを許すと、端末にデータを置かないという前提が崩れる。また利用者ごとに独立したOSを与えるVDIと、1つのOSを複数利用者で共有する画面共有型は別方式であり、必要な資源量が違う。
関連用語
出た過去問
出典:平成29年度 秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問20(IPA)
内部ネットワーク上のPCからインターネット上のWebサイトを参照するときは、DMZ上のVDI(Virtual Desktop Infrastructure)サー…
正解:PCとVDIサーバ間は、VDIの画面転送プロトコルだけを利用する。
要点:VDIは画面転送だけに限定して初めて分離が成立する
PCとVDIサーバの間を画面転送プロトコルだけに限定すれば、やり取りされるのは画面の描画情報と入力操作だけで、ファイルの実体は往来しない。Webサイトの閲覧はDMZ上のVDIサーバ内で完結するため、マルウェアが内部のPCへ入り込むことも、PC上のデータが外部へ持ち出されることも防げる。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。