シンクライアントとは?しんくらいあんと
シンクライアントとは、端末側に最小限の機能だけを持たせ、アプリケーションの実行とデータの保管をサーバ側で行う方式。画面転送型と仮想PC型がある。ネットワークから見ると、業務トラフィックが画面更新と入力操作の細かい往復に置き換わり、帯域よりも遅延と揺らぎに敏感な通信へ性質が変わる点が要点になる。
最終更新:2026-10-06
ネットワークSPを最短で暗記・合格する →背景
拠点ごとに業務端末とファイルサーバを置く構成は、端末の紛失対応と拠点別の運用が負担になる。集約すれば管理は楽になるが、それまで拠点内のLANで閉じていた通信が、そのままWAN回線へ乗ることになる。画面転送は帯域こそ大きくないものの、往復遅延が操作の引っかかりとして直接体感されるため、回線の選定基準が「太さ」から「遅延と安定性」へ移る。
具体例
支社50人を画面転送型へ移すとき、1セッションあたりの平均帯域と同時利用率から回線を見積もり、往復遅延の大きい遠隔拠点は近い側のデータセンタへ収容し直すことを検討する。手元のプリンタへ出す印刷は画面転送とは別の経路で流れるため、そこを見落とすと帯域見積りが実測と合わなくなる。
試験での引っ掛け
導入目的はセキュリティと運用の集中管理であり、端末費用の削減ではない(サーバと回線の増強で総額はむしろ増えうる)。ネットワーク側では「データが流れないから軽い」と考えると外し、動画やCADのように画面の更新量が多い業務では帯域が跳ね、輻輳時に真っ先に体感が崩れる。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。