SPFとは?えすぴーえふ
SPF(Sender Policy Framework)は、自ドメインからのメール送信に使うメールサーバのIPアドレスをDNSのTXTレコードで公開し、受信側がエンベロープFromのドメインからそれを引いて実際の接続元IPと照合することで、送信者ドメインの詐称を検出する仕組み。判定結果はpass・fail・softfailなどで表され、公開側は末尾の修飾子(-all、~all)で受信側に扱いを指示する。
最終更新:2026-10-06
この語が出る過去問を解く →背景
SMTPは差出人を名乗る文字列を検証せずに受け取る設計で、なりすましメールを技術的に止める手段が長くなかった。受信側で人手や本文の特徴に頼る対策は取りこぼしが多く、ドメインの持ち主が「これが正規の送信元だ」と宣言できる場が必要になった。SPFは、既に世界中に配備済みのDNSをその宣言の置き場に流用することで、新しい配送基盤を作らずに導入できるようにしたものである。DKIM・DMARCとの役割分担ごと問われる。
具体例
レコードは「v=spf1 ip4:203.0.113.0/24 include:_spf.google.com -all」のように書き、Google Workspaceのようなクラウドメールを使う場合は事業者が公開するincludeを取り込む。IPAも迷惑メール対策としてSPF・DKIM・DMARCの併用を公表資料で推奨している。
試験での引っ掛け
同じつづりのSPFでも、OSPFで最短経路木を求めるSPF(Shortest Path First)計算とは別物で、こちらは送信ドメイン認証である。検証対象はヘッダのFromではなくエンベロープFromなので、メーリングリストや転送でエンベロープが引き継がれるとfailになりやすい。本文や添付の改ざんを検知するのはDKIMの役割で、SPFにはできない。
関連用語
出た過去問
出典:令和6年度 春期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問19(IPA)
なりすましメール対策に関する記述のうち、適切なものはどれか。
正解:SPFでは、ドメインのDNSで、そのドメインを送信元とする電子メールの送信に用いてもよいメールサーバのIPアドレスをSPFレコードにあらかじめ記述しておく。
要点:SPFは送信を許可するサーバのIPをDNSに公開して詐称を検出する
SPF(Sender Policy Framework)は、送信元ドメインのDNSにSPFレコードとして「このドメインの名前でメールを送ってよいメールサーバのIPアドレス」を公開しておく仕組みである。受信側はエンベロープFrom(配送時にSMTPで使う送信者アドレス)のドメインを引いてSPFレコードを確認し、実際の接続元IPアドレスと突き合わせることで送信元の詐称を検出する。
出典・参考
高度試験 午前I(高度午前I 相当)のシラバスの3 技術要素 > 5. セキュリティ実装技術 > (2) 認証・認可技術に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。