スケールアウト/スケールアップとは?すけーるあうと/すけーるあっぷ
スケールアウト/スケールアップとは、処理能力の増やし方の2方式。スケールアウトはサーバ台数を増やす水平方向の拡張、スケールアップは1台のCPUやメモリを強化する垂直方向の拡張を指す。縮小側はそれぞれスケールイン、スケールダウン。午前I(科目A-1)では容量・能力管理の文脈で、どちらを選ぶかの判断として問われる。
最終更新:2026-10-07
この語が出る過去問を解く →背景
単一機の性能向上には物理的な上限があり、上位機ほど価格の伸びが急なため、需要が読めない業務では過剰投資になりやすかった。仮想化とクラウドによって「必要なときに台数を足し、要らなくなったら返す」ことが数分でできるようになり、増設の単位を機体の性能から台数へ移す選択肢が現実になった。専門外の受験者にも判断させる論点なので、費用の戻しやすさと構成の前提条件が問われる。
具体例
Amazon EC2のAuto Scalingは負荷に応じてインスタンスの台数を自動で増減させるスケールアウト型の仕組み。同じEC2でもインスタンスタイプをm5.largeからm5.4xlargeへ変更するのはスケールアップ型にあたる。
試験での引っ掛け
「アウト/イン=台数」「アップ/ダウン=1台の性能」で、この4語を入れ替えた選択肢が定番。またスケールアウトは処理を分散できる構成が前提で、状態を1か所に持つ従来型のRDBMSは台数を増やしただけでは速くならない。
関連用語
出た過去問
出典:令和3年度 秋期 高度試験 午前Ⅰ 問5(IPA)解説で登場
システムが使用する物理サーバの処理能力を、負荷状況に応じて調整する方法としてのスケールインの説明はどれか。
正解:システムを構成する物理サーバの台数を減らすことによって、システムとしてのリソースを最適化し、無駄なコストを削減する。
要点:スケールインはサーバ台数を減らす水平方向の縮小
スケールインは、負荷が下がったときにシステムを構成するサーバの台数を減らし、余剰リソースとコストを削減する調整方法である。台数を増やすスケールアウトの逆にあたる水平方向の調整で、クラウドのオートスケールで日常的に使われる。1台あたりの性能を上下させるスケールアップ/スケールダウンとは区別する。
出典:令和5年度 春期 高度試験 午前Ⅰ 問5(IPA)解説で登場
スケールインの説明として、適切なものはどれか。
正解:想定されるシステムの処理量に対して、サーバの台数が過剰なとき、サーバの台数を減らすこと
要点:台数の増減がスケールアウト/イン、性能の増減がスケールアップ/ダウン
スケールインは、サーバの台数を減らして処理能力を縮小することをいう。台数を増やすスケールアウトの逆の操作であり、負荷が想定より小さいときに余剰なサーバを切り離して費用を抑える目的で行う。1台あたりの性能を上下させるスケールアップ/スケールダウンとは区別する。
出典・参考
公式シラバスの2 コンピュータシステム > 2. システムの評価指標 > (1) システムの性能特性と評価に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。