NoSQLとは?のーえすきゅーえる
NoSQLとは、関係モデルによらないデータベースの総称で、キーバリュー型・列指向型・文書型・グラフ型に大別される。スキーマを固定しない柔軟さと、サーバの台数を増やして性能を伸ばす水平方向の拡張性を重視する。SQLを使わないという意味ではなく、関係モデル一択ではないという含意の名前。
最終更新:2026-10-07
この語が出る過去問を解く →背景
Webサービスの規模が1台のサーバで扱える範囲を超えたとき、関係データベースの強い一貫性と結合(JOIN)は分散の足かせになる。全ノードで即座に値を一致させようとすると、ネットワークが分断された場面で可用性を犠牲にせざるを得ない。一貫性の要求を緩める代わりに可用性と拡張性を取る、という選択肢として整理されたのがこの系統のデータベース。
具体例
Redisはキーバリュー型でセッション管理やキャッシュに、MongoDBは文書型でJSON構造をそのまま格納する用途に、Apache Cassandraは列指向で大量書込みに、Neo4jはグラフ型で関係のたどり直しに使われる。型ごとに得意な形が違う。
試験での引っ掛け
BASE(Basically Available/Soft state/Eventually consistent)は結果整合性の考え方で、更新はいずれ全ノードへ伝わるが、直後の読取りが最新である保証はない。ACIDと対にして問われる。また「NoSQL=速い」ではなく、複数の表にまたがる結合や複雑な集計は関係データベースのほうが得意。
関連用語
出た過去問
出典:平成30年度 春期 高度試験 午前Ⅰ 問9(IPA)
ビッグデータの基盤技術として利用されるNoSQLに分類されるデータベースはどれか。
正解:様々な形式のデータを一つのキーに対応付けて管理するキーバリュー型データベース
要点:NoSQLの代表がキーバリュー型データベース
NoSQLは関係データベースの表形式にとらわれないデータベースの総称で、キーバリュー型、カラム指向型、ドキュメント型、グラフ型などに分類される。中でもキーバリュー型は、一つのキーに対して任意の形式の値を対応付けて格納する最も単純な構造で、スケールアウトしやすくビッグデータ基盤で広く使われている。
出典:令和7年度 秋期 高度試験 午前Ⅰ 問8(IPA)
BASE特性を満たし、次の特徴をもつNoSQLデータベースシステムに関する記述のうち、適切なものはどれか。 〔NoSQLデータベースシステムの特徴〕 ・ネットワ…
正解:データの更新結果は、システムに障害がなければ、いつかは全てのノードに反映される。
要点:BASEは結果整合性。いずれ全ノードに更新が伝わる
BASE特性は結果整合性(Eventually consistent)を前提とし、更新直後に全ノードが同じ値を返すことは保証しないが、障害がなければいずれ全ノードに更新が伝搬して整合する。ACIDのような即時の強整合性より可用性と分断耐性を優先する考え方である。
出典・参考
公式シラバスの3 技術要素 > 1. データベース方式 > (2) データベース管理システムに掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。