性能効率性とは?せいのうこうりつせい
性能効率性とは、JIS X 25010の製品品質モデルにおける主特性の一つで、与えられた条件下でどれだけの資源を使ってどれだけの性能を出すかを表す。副特性は時間効率性・資源効率性・容量満足性。速さだけでなく、CPU・メモリ・帯域の消費量と、想定上限までどれだけ余裕があるかまで含めて評価する点が、資源の固定された組込みでは決定的になる。
最終更新:2026-10-06
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組込みでは資源が先に決まる。載せられるROM/RAMも、電池が許す消費電流も、選んだMCUの動作周波数も上限が固定で、後から増やせない。速さだけを品質と呼ぶと、要求は満たすが資源を使い切って次の機能が載らない設計が通ってしまう。性能と資源を必ず対で合意させるために、この観点が主特性として立てられている。
具体例
モータ制御なら「制御周期1msに対し最悪実行時間0.4ms以内(時間効率性)」「RAM使用率をピークで70%以下、スタック余裕30%を確保(資源効率性)」「センサ点数が将来2倍になっても同条件を満たす(容量満足性)」と3つに分けて要件化する。分けて書くことで性能試験の合否判定が測定項目に落ちる。
試験での引っ掛け
同じ応答時間でも資源を過大に食っていれば性能効率性は低く、「速い=性能効率性が高い」ではない。また名前の似た利用時の品質の効率性は、利用者が目的を達成するのに費やした時間と労力を指し、対象が違う。答案では、どちらの品質モデルの話かを先に断ってから書く。
関連用語
出た過去問
出典:平成29年度 春期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問23(IPA)
システム及びソフトウェア品質モデルの規格であるJIS X 25010:2013によれば、システム及び/又はソフトウェア製品の品質特性の定義のうち、“性能効率性”…
正解:明記された状態(条件)で使用する資源の量に関係する性能の度合い
要点:性能効率性は資源使用量まで含めた性能の度合い
性能効率性は、明記された条件のもとで、時間や資源をどれだけ使って求められた性能を発揮できるかを表す品質特性である。下位特性として時間効率性、資源利用性、容量満足性があり、単に速いかどうかだけでなく、消費する資源量まで含めて評価する点が特徴である。他の選択肢は保守性、信頼性、機能適合性の定義にあたる。
出典・参考
高度試験 午前I(高度午前I 相当)のシラバスの4 開発技術 > 2. 設計 > (8) ソフトウェア品質に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。