プロファイラとは?ぷろふぁいら
プロファイラとは、実行中のプログラムから、関数ごとの呼出し回数・実行時間・資源使用量を計測して統計を取るツール。時間を最も使っている箇所を数字で特定し、どこに手を入れれば効くのかを勘ではなく計測結果で決めるために使う。取得方式には、周期的に実行位置を採取するサンプリング方式と、コードに計測用の処理を埋め込む計装方式がある。
最終更新:2026-10-06
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最適化の対象を人が推測すると、たいてい外れる。処理時間の大半は一部の関数に偏っており、見た目が複雑で目を引くコードが実は全体の数パーセントしか占めていないことが珍しくない。効かない場所に手を入れれば、可読性と信頼性を落としただけで終わる。どこが支配的かを先に測る、という順序を担保するための道具である。
具体例
Arm StreamlineやSEGGER SystemViewは、タスクの実行区間と割込みの発生を時間軸に並べて表示する。全体の8割を1つの関数が占めていると分かれば、残りをいくら削っても改善の上限は2割にとどまる、と判断の根拠にできる。
試験での引っ掛け
計測そのものが実行時間を変える点に注意する(プローブ効果)。割込み頻度の高い実時間系では、計装によって締切を落としたり、逆に計装したときだけ現象が消えたりする。得られる情報の粒度と精度も方式によって違う。
関連用語
出た過去問
出典:平成29年度 春期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問9(IPA)
プログラムを構成するモジュールや関数の実行回数、実行時間など、性能改善のための分析に役立つ情報を収集するツールはどれか。
正解:プロファイラ
要点:プロファイラは実行回数・時間を計測しボトルネックを特定
プロファイラは、プログラムを実行しながら関数ごとの呼出し回数や消費時間を計測し、どこに処理時間が集中しているかを明らかにするツールである。性能改善では、勘に頼らず実測でボトルネックを特定してから手を入れることが重要で、そのための情報を提供する。不具合の原因を追う目的の道具とは役割が異なる。
出典:令和5年度 秋期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問9(IPA)
プログラムの性能を改善するに当たって、関数、文などの実行回数や実行時間を計測して統計を取るために用いるツールはどれか。
正解:プロファイラ
要点:実行回数と時間を計測して統計をとるのがプロファイラ
プロファイラは、プログラムの実行中に関数や文ごとの呼出し回数・実行時間を計測して統計をとるツールである。どこが実行時間の大半を占めているかを特定できるため、闇雲な最適化ではなく効果の大きい箇所に絞った性能改善が可能になる。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。