バックアップ方式(フル・差分・増分)と3-2-1ルールとは?ばっくあっぷほうしき
バックアップ方式(フル・差分・増分)と3-2-1ルールとは、取得方式の使い分け(フル・差分・増分)に、複製を三つ、媒体を二種類、うち一つを遠隔地にという保管の目安である3-2-1ルールを重ねた考え方。監査では、方式の選択が目標復旧時間の根拠と結び付いているか、保管の分散が同時被災および暗号化被害の想定と結び付いているかを、それぞれ別の論点として確かめる。
最終更新:2026-10-06
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複製を同じ建屋・同じ機器に置いていると、火災や水害によって正と副が同時に失われる。さらに、ネットワーク越しに常時接続された複製は、ランサムウェアに本番もろとも暗号化されうるため、数を増やすだけでは備えにならない。数・媒体・場所の三つを別々に分散させるという目安が広まったのはこのためであり、システム監査でも事業継続管理の監査における着眼点として扱われる。
具体例
Amazon S3のオブジェクトロックは、指定した期間そのオブジェクトを削除も上書きもできない状態に固定する機能で、書換え不能な保管先として使われる。監査人はこの設定値を管理画面で自ら確認し、磁気テープを遠隔地の保管業者へ預けている場合は、搬出記録と保管業者の受領書を突合して所在を裏づける。
試験での引っ掛け
複製が三つあれば3-2-1を満たすと読む誤り。数のほかに、媒体が二種類であること、うち一つが遠隔地にあることが同時に必要で、同一クラウド内の三重化は媒体も場所も分かれていない。また常時書き込み可能な保管先は暗号化被害に巻き込まれるため、監査ではオフライン性または書換え不能設定の有無まで確かめる。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。