ディザスタリカバリサイト(ホット・ウォーム・コールドスタンバイ)とは?
ディザスタリカバリサイト(ホット・ウォーム・コールドスタンバイ)とは、主系拠点が被災したときに業務を引き継ぐ代替拠点。常時稼働で即時切替できるホット、機器を用意し起動が必要なウォーム、場所と回線だけのコールドに分かれる。復旧の速さと維持費が正比例するため、目標復旧時間に見合う水準を選ぶ判断が問われる。
システム監査技術者試験の過去問では3回出題されています(2018年度〜2022年度)。
でぃざすたりかばりさいと
ディザスタリカバリサイト(ホット・ウォーム・コールドスタンバイ)の意味
主系拠点が被災したときに業務を引き継ぐ代替拠点。常時稼働で即時切替できるホット、機器を用意し起動が必要なウォーム、場所と回線だけのコールドに分かれる。復旧の速さと維持費が正比例するため、目標復旧時間に見合う水準を選ぶ判断が問われる。
ディザスタリカバリサイト(ホット・ウォーム・コールドスタンバイ)の具体例
決済系は停止が許されないため、遠隔地にホットスタンバイを置き、データを同期複製して数分で切り替える。一方、社内の申請系は復旧に3日かけてよいので、クラウドにバックアップだけ置き、被災後に環境を構築するコールド構成として費用を抑える。
ディザスタリカバリサイト(ホット・ウォーム・コールドスタンバイ)は試験でどう引っ掛けられる?
「ホットにすれば安心」と考えるのは誤り。同期複製は距離が延びるほど性能が落ち、同一震災圏に置けば共倒れになる。復旧地点目標を満たすかどうかは複製方式(同期・非同期)で決まり、拠点の温度区分だけでは決まらない。
ディザスタリカバリサイト(ホット・ウォーム・コールドスタンバイ)と関連する用語
ディザスタリカバリサイト(ホット・ウォーム・コールドスタンバイ)が出た過去問
データセンタにおけるコールドアイルの説明として,適切なものはどれか。
正解:空調機からの冷気とIT機器からの熱排気を分離するために,ラックの前面(吸気面)同士を対向配置したときの,ラックの前面同士に挟まれた冷気が通る部分である。
要点:コールドアイルは吸気面を対向させた間の冷気の通り道
データセンタの空調効率を高める配置手法では、ラックの吸気面同士を向かい合わせ、排気面同士を向かい合わせて並べる。吸気面に挟まれた冷気の通り道がコールドアイル、排気面に挟まれた熱気の通り道がホットアイルである。冷気と熱気を混ぜないことで冷却効率が上がる。
出典:平成30年度 春期 システム監査技術者試験 am2 問12(IPA)データセンタにおけるコールドアイルの説明として、適切なものはどれか。
正解:空調機からの冷気とIT機器からの熱排気を分離するために、ラックの前面(吸気面)同士を対向配置したときの、ラックの前面同士に挟まれた冷気が通る部分である。
要点:コールドアイルは吸気面を対向させた間の冷気が通る通路
データセンタでは、ラックの吸気面同士を向かい合わせて配置し、その間の通路に床下などから冷気を供給する。この冷気が通る通路がコールドアイルで、逆に排気面同士が向かい合う通路がホットアイルである。冷気と熱排気を物理的に分離することで、排気の回り込みによる冷却効率の低下を防ぐ。
出典:令和3年度 秋期 システム監査技術者試験 am2 問12(IPA)バックアップサイトを用いたサービス復旧方法の説明のうち、ウォームスタンバイの説明として、最も適切なものはどれか。
正解:バックアップシステムを用意しておき、緊急時にはバックアップシステムを起動して、データを最新状態にする処理を行った後にサービスを復旧する。
要点:ウォームスタンバイは待機系起動とデータ最新化を経て復旧する方式
バックアップサイトは待機の度合いで分類される。ホットスタンバイは常時データ同期済みの環境を用意して即座に切り替える方式、ウォームスタンバイは機器と環境は用意しておくが、切替時に起動とデータの最新化を行ってから再開する方式、コールドスタンバイは場所や電源だけを確保し、機器の持込みから始める方式である。復旧時間とコストのトレードオフを理解しておきたい。
出典:令和4年度 秋期 システム監査技術者試験 am2 問12(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。