コンピテンシモデルとは?こんぴてんしもでる
コンピテンシモデルとは、高い成果を上げている人に共通して観察される行動特性を抽出し、職務ごとに定義したモデル。採用・育成・評価の共通の物差しとして使う。評価の対象は保有する知識でも上げた成果そのものでもなく、成果を生み出す行動のパターンである。
最終更新:2026-10-06
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学歴や資格、上司の印象で人を評価すると、なぜその評価になったのかを本人にも第三者にも説明できない。実際に成果を出している人の行動を観察して基準へ置き換えれば、評価の根拠を行動の事実で示せる。監査の観点では、評価基準の客観性はIT部門の要員管理を評価する際の論点で、基準の不在は属人化の温床として扱われる。
具体例
成果を上げる営業担当に共通する「顧客の潜在課題を仮説にして提案する」行動を定義し、育成目標と評価基準へ据える。IT分野ではIPAのiコンピテンシ・ディクショナリが職種ごとのタスクとスキルを体系化しており、行動特性の定義と組み合わせて使われる。
試験での引っ掛け
知識・スキルを体系化したスキル標準とは軸が違う。コンピテンシは行動特性であり、保有資格の数でも達成した売上額でもない。優秀者の条件を年齢や学歴に置き換えた選択肢は誤りになる。
関連用語
出た過去問
出典:令和2年度 10月試験 システム監査技術者試験 午前Ⅱ 問16(IPA)
恒常的に成果に結び付けることのできる個人の行動や思考特性を定義したものはどれか。
正解:コンピテンシモデル
要点:コンピテンシモデルは高成果者に共通する行動特性を定義したもの
コンピテンシモデルは、高い成果を安定して上げている人材に共通する行動特性や思考特性を抽出し、職務ごとに定義したものである。能力を潜在的な資質ではなく観察可能な行動として記述する点が特徴で、採用基準、評価、育成計画に用いられる。他の選択肢はいずれもリーダーシップや動機づけに関する理論であり、行動特性の定義そのものではない。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。