共通鍵暗号とは?きょうつうかぎあんごう
共通鍵暗号とは、暗号化と復号に同じ鍵を使う方式。処理が高速で機器への負荷が小さい一方、通信する相手ごとに異なる鍵を安全に渡し、期限まで管理し続ける必要がある。代表的な方式はAESで、通信路の保護やバックアップ媒体の暗号化に広く使われる。
最終更新:2026-10-06
この語が出る過去問を解く →背景
公開鍵暗号だけで大量のデータを暗号化すると処理が重く実用にならない。速い共通鍵で本文を暗号化し、その鍵の受け渡しだけを別の手段で守るという役割分担が定着した。運用側の負担は暗号そのものではなく鍵の管理へ寄るため、保管場所・交換時期・異動者の権限剥奪が手順書に載る対象になる。
具体例
必要な鍵の数は、n人が互いに通信するなら n(n−1)÷2 個。10人で45個、50人なら1,225個になり、人数の2乗に比例して管理対象が増える。テープ媒体の暗号化でも、鍵を失えば媒体は復元できないため、鍵は媒体とは別の場所で世代管理する。
試験での引っ掛け
公開鍵暗号なら各人が鍵の対を1組持てばよく鍵の総数は2n個で済むという比較が頻出。また鍵をバックアップ媒体と同じ場所に保管すると、媒体を持ち出された時点で暗号化した意味が消える。強度の議論より鍵の置き場所の設計が実務の要点になる。
関連用語
出た過去問
出典:平成28年度 秋期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問24(IPA)
無線LANのセキュリティ方式としてWPA2を選択するとき、利用される暗号化アルゴリズムはどれか。
正解:AES
要点:WPA2の暗号化アルゴリズムはAES(CCMP)
WPA2はIEEE 802.11iに基づく無線LANのセキュリティ方式で、暗号化にはAESを用いるCCMP(AES-CCMP)が採用されている。旧来のWEPやWPA(TKIP)で使われていたストリーム暗号RC4の弱点を解消するために、ブロック暗号であるAESへ移行した点が要点である。
出典・参考
高度試験 午前I(高度午前I 相当)のシラバスの3 技術要素 > 1. 情報セキュリティ > (8) 情報セキュリティに関する技術に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。