メタデータとは?めたでーた
メタデータとは、データ本体ではなく、そのデータを説明するために付随するデータ。項目名・データ型・作成者・更新履歴・所在・意味の定義などがこれにあたり、中身を開かずに何のデータかを判断できる。守る側から見ると二面性があり、機密度の分類とアクセス権付与の土台になる一方、公開文書に残る作成者名やファイルパス、写真のExifの位置情報のように、伏せたはずの内部事情を外へ渡す経路にもなる。
最終更新:2026-10-06
この語が出る過去問を解く →背景
データが部門や組織を跨いで流通し量が増えると、中身を開いて確かめる運用は成り立たなくなる。だから説明を機械が読める形で別に持たせる。支援士としては、この仕組みに表と裏の両面があることを押さえたい。表は守りの土台で、どこにどの機密度の情報があるかを台帳にしなければ、データ分類もアクセス権の付与も設計できない。裏は漏えい経路としての顔で、本文を伏せたつもりの文書が、作成者名や社内のファイルパス、変更履歴、撮影位置といった付随情報から内部の事情を明かしてしまう。
具体例
外部へ公開するPDFやWord文書に、作成者名・社内のフォルダ構成・編集履歴・墨消ししたはずの下地のテキストが残っていることがある。公開前にMicrosoft Officeのドキュメント検査やPDF編集ソフトの墨消し機能で除去する。写真ファイルのExifに残る撮影日時と位置情報も同じ性質のものである。
試験での引っ掛け
「データについてのデータ」という定義を覚えるだけでは足りず、位置情報などが意図せず外部へ渡ってプライバシー上の問題になる点まで問われる。またデータディクショナリはメタデータを収めて管理する仕組みの名称であって、メタデータそのものを指す語ではない。メタデータの整備を欠いたデータレイクは、中身の分からないデータの沼になりやすい。
関連用語
出た過去問
出典:令和4年度 春期 情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅱ 問21(IPA)
データウェアハウスのメタデータに関する記述のうち、データリネージはどれか。
正解:データがどこから発生し、どのような変換及び加工を経て、現在の形になったかを示す情報であり、データの生成源の特定又は障害時の影響調査に利用できる。
要点:データリネージはデータの発生源と加工経緯をたどる来歴情報
データリネージは、データの発生源から現在の形に至るまでの流れ、すなわちどの系から取り込まれ、どんな変換や集計を経たかという来歴を示すメタデータである。これがあると、集計値の異常が生じたときに遡って原因箇所を特定でき、上流の障害や仕様変更がどの成果物に波及するかという影響調査もできる。データ品質管理やガバナンスの基盤となる情報である。
出典・参考
公式シラバスの3 技術要素 > 2. データベース設計 > (1) データ分析に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。