NULLの扱いと三値論理とは?
NULLの扱いと三値論理とは、NULLは「値が未知・非適用」を表す標識で、0や空文字とは別物。NULLとの比較は真でも偽でもなくUNKNOWNとなり、SQLは真・偽・不明の三値論理で評価する。WHERE句はTRUEの行だけを返すため、UNKNOWNの行は結果から落ちる。
情報処理安全確保支援士試験の過去問では2回出題されています(2022年度〜2025年度)。
なるのあつかいとさんちろんり
NULLの扱いと三値論理の意味
NULLは「値が未知・非適用」を表す標識で、0や空文字とは別物。NULLとの比較は真でも偽でもなくUNKNOWNとなり、SQLは真・偽・不明の三値論理で評価する。WHERE句はTRUEの行だけを返すため、UNKNOWNの行は結果から落ちる。
NULLの扱いと三値論理の具体例
退職日がNULLの在職者を除きたくて「退職日 <> '2025-03-31'」と書くと、NULL行がUNKNOWNとなり結果から消えてしまう。意図どおりにするには「退職日 IS NULL OR 退職日 <> '2025-03-31'」またはCOALESCEで既定値に置き換える。
NULLの扱いと三値論理は試験でどう引っ掛けられる?
NULL = NULL は真ではなく不定で、比較演算子では決して真にならないためIS NULLを使う。NOT INの副問い合わせ結果にNULLが1つでも混ざると全体が不定になり、結果が0件になる典型的な罠がある。集約関数はCOUNT(*)を除きNULLを無視するため、COUNT(列)は全行数と一致せず、AVGの分母もNULL行を除いた件数になる。またNULL同士は=で等しくならないのに、GROUP BYでは同一グループにまとめられる、という不揃いも狙われる。
NULLの扱いと三値論理と関連する用語
NULLの扱いと三値論理が出た過去問
表Rと表Sに対して,次のSQL文を実行した結果はどれか。 〔SQL文〕 SELECT R.X AS A, R.Y AS B, S.X AS C, S.Z AS …
正解:A001,10,NULL,NULL / A002,20,A002,20 / A003,30,A003,30 / A005,50,NULL,NULL
要点:左外部結合は左表の全行を残し対応なしはNULLで埋める
左外部結合は、左側の表の行をすべて残し、結合条件に合う右側の行があれば連結し、なければ右側の列をNULLで埋める。左の表には4行あるのでその4行がすべて出力され、うち条件に合致する2行には右側の値が入り、残る2行はNULLとなる。右側にしかない行は結果に現れない点が要点である。
出典:令和4年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問21(IPA)“従業員”表に対して、SQL文を実行して得られる結果はどれか。ここで、実線の下線は主キーを表し、表中のNULLは値が存在しないことを表す。 〔SQL文〕 SEL…
正解:S002, S004, S007
要点:NOT EXISTSの相関副問合せは部下を持たない行を抽出する
このSQLは、相関副問合せで「自分の従業員コードを上司として持つ行が存在しない」従業員、すなわち部下を一人も持たない従業員を抽出します。表では上司欄にS001・S003・S005・S006が現れるので、これらは部下を持つ従業員です。残るS002・S004・S007が誰の上司にもなっていないため、これらが結果として得られます。
出典:令和7年度 春期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問21(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。