プロセスアセスメント(SPICE)とは?ぷろせすあせすめんと
プロセスアセスメント(SPICE)とは、プロセスそのものを評価対象にし、成果物の出来ではなく作り方の再現性を能力水準0〜5の6段階で判定する枠組み。ISO/IEC 15504を引き継いだISO/IEC 33000シリーズが規定する。委託先を実績の伝聞ではなく工程の管理状態で見極めるための、発注側と受注側に共通の尺度になる。
最終更新:2026-10-06
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供給者を選ぶ材料は長く「似た案件の実績があるか」しかなく、担当したメンバが抜ければ次の案件で品質が振れた。工程が個人の力量に紐づいたままでは、同じ品質が再現される保証がどこにも無い。そこで成果物ではなく工程の管理状態を測り、双方が同じ言葉で会話できるようにしたのがこの枠組みである。試験では提案依頼書の準備と供給者選定の文脈で、選定基準をどこに置くかとして問われる。
具体例
自動車業界のAutomotive SPICEは、ドイツ自動車工業会(VDA)が車載ソフトの委託先評価に用いる派生規格で、完成車メーカーがサプライヤに一定の能力水準を契約条件として求める。工程の水準を調達要件へ書き込めば、見積り金額の安さだけで相手を決めずに済む。
試験での引っ掛け
CMMIの段階表現が組織全体に1つの成熟度を付けるのに対し、こちらはプロセス単位に能力水準を付ける。弱い工程だけを狙って改善できる反面、水準を上げるほど証跡作成の工数が単価に乗るため、小規模案件に高い水準を要求すると割に合わない。認証制度ではなく現状把握が目的である点も取り違えやすい。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。