機能要件とは?きのうようけん
機能要件とは、システムが何をするかを定める要件。扱うデータの内容と流れ、処理の判断規則、画面・帳票・外部システムとやり取りする内容が該当し、動かしたときに「その振る舞いがあるか、ないか」で満たしたかどうかを判定できるのが特徴。
最終更新:2026-10-06
この語が出る過去問を解く →背景
業務を情報システムへ移すとき最初に決めるべきは、仕事のどこまでを機械に肩代わりさせるかで、この範囲が定まらないと工数も方式も決まらない。逆に範囲を決めずに性能や運用の話へ進むと、何を何秒で処理するのかという主語が定まらない。機能要件は非機能要件の測定対象を与える土台でもある。
具体例
「受注データを取り込み、在庫を引き当て、不足分は仕入先への取寄せ依頼を自動起票する」という定義。取り込む項目、引当の順序規則、起票する条件までが機能要件の範囲に入る。
試験での引っ掛け
応答時間・稼働率・運用体制・セキュリティ水準は非機能要件で、機能要件に混ぜた選択肢が出る。物差しは「何をするか」か「どの程度・どんな条件で提供するか」かで、同じログ出力でも、出力する内容の定義は機能要件、保存年数や改ざん防止の水準は非機能要件になる。
関連用語
出た過去問
出典:平成29年度 秋期 システムアーキテクト試験 午前Ⅱ 問2(IPA)
機能要件と非機能要件のうちの、機能要件を満たすために行う設計はどれか。
正解:業務を構成する要素間のデータの流れを明確にする。
要点:機能要件は業務処理とデータの流れそのものを定める
機能要件はシステムが「何をするか」、すなわち業務として実現すべき処理・データ・機能そのものを指す。業務を構成する要素間でどのようなデータがやり取りされるかを明確にする作業は、システムが担う処理内容の定義であり機能要件に基づく設計である。一方、性能・可用性・運用・移行・セキュリティなど「どの程度・どのように」に当たるものは非機能要件となる。
出典・参考
公式シラバスの5 要件の識別 > 5-4 機能要件の定義に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。