アシュアランスケースとは?あしゅあらんすけーす
アシュアランスケースとは、「このシステムは安全である」「要求品質を満たす」といった主張(クレーム)を頂点に置き、それを支える論証(アーギュメント)と証拠(エビデンス)を木構造で構造化して示す文書。第三者に納得できる形で品質の達成度を説明するために用い、証拠がどの主張を支えているかの対応が追えることが要件になる。
最終更新:2026-10-06
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品質の説明はテスト件数や不具合件数の一覧で行われがちだが、数字がいくら並んでも「だから安全と言える」という筋道は示せない。人の生命や社会基盤に関わるシステムでは、発注者や規制当局に対して根拠の連鎖そのものを見せる必要が出てくる。主張・論証・証拠を分けて構造化することで、どこに根拠の穴があるかを議論できる形にした。設計判断の根拠を言語化する訓練という点で、論述式との相性もよい。
具体例
記法としてはGSN(Goal Structuring Notation)が広く使われ、鉄道・自動車・医療機器の安全性説明に用いられる。「制御装置は誤動作しても人身事故に至らない」を主張とし、FMEAの解析結果とフェールセーフ機構の試験記録を証拠として結び付ける形になる。
試験での引っ掛け
テスト結果やエビデンスの一覧そのものではない。主張・論証・証拠の三者が構造化され、証拠から主張へ至る筋道が示されている点が要件である。妥当性を保証する検査手続ではなく、説明のための文書であることも押さえる。
関連用語
出た過去問
出典:平成30年度 秋期 システムアーキテクト試験 午前Ⅱ 問4(IPA)
システムやソフトウェアの品質に関する主張の正当性を裏付ける文書である"アシュアランスケース"を導入する目的として、適切なものはどれか。
正解:証拠を示して論理的に説明することによって、システムやソフトウェアが目標の品質を達成できることを示す。
要点:アシュアランスケースは証拠と論証で品質達成を示す文書
アシュアランスケースは、「このシステムは安全である」「目標品質を満たす」といった主張(クレーム)を頂点に、それを支える根拠(エビデンス)と論証(アーギュメント)を構造化して示す文書である。第三者に対し、証拠に基づいて論理的に品質達成を説明することが導入の目的である。
出典:令和3年度 春期 システムアーキテクト試験 午前Ⅱ 問1(IPA)
システムやソフトウェアの品質に関する主張の正当性を裏付ける文書である“アシュアランスケース”を導入する目的として、適切なものはどれか。
正解:システムやソフトウェアに関する主張と証拠を示して論理的に説明することによって、目標の品質が達成できることを示す。
要点:アシュアランスケースは主張・証拠・論証で品質達成を示す
アシュアランスケースは、「このシステムは目標の品質(安全性など)を達成している」という主張を頂点に置き、それを支える証拠と、証拠から主張へ至る論証を構造化して記述した文書である。第三者に対して根拠を示しながら論理的に説明できる形にすることが導入の目的である。
出典:令和5年度 春期 システムアーキテクト試験 午前Ⅱ 問1(IPA)
システムやソフトウェアの品質に関する主張の正当性を裏付ける文書である“アシュアランスケース”を導入する目的として、適切なものはどれか。
正解:システムやソフトウェアに関する主張と証拠を示して論理的に説明することによって、目標の品質が達成できることを示す。
要点:主張と証拠を論証構造で示し品質達成を説明する文書
アシュアランスケースは、「このシステムは目標とする品質(安全性やセキュリティなど)を満たす」という主張を頂点に置き、それを支える下位の主張と根拠となる証拠を構造化して示す文書である。主張・根拠・証拠のつながりを論証の形で明示することで、品質が達成されていることを第三者にも納得できる形で説明することを目的とする。
出典・参考
高度試験 午前I(高度午前I 相当)のシラバスの4 開発技術 > 1. システム要件定義・ソフトウェア要件定義 > (4) システム要件の評価及びレビューに掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。