決定表(デシジョンテーブル)とは?けっていひょう
決定表(デシジョンテーブル)とは、上段に条件、下段に動作を置き、条件の組合せ1通りを1列(ルール)として、そのときとるべき動作を記す表。条件がn個なら列は最大2のn乗になるため、抜けと重複を数えて確かめられ、そのままテストケースの一覧としても使える。
最終更新:2026-10-06
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複雑な判断規則を文章で書くと「かつ」と「または」の掛かり方が読み手ごとに変わり、実装とテストで解釈がずれる。組合せを列に開いてしまえば解釈の余地が消え、業務部門もどの場合にどうなるかを1列ずつ確認できる。仕様の合意・実装の指示・テストの根拠を1枚で兼ねられる点が実務上大きい。
具体例
会員区分・購入金額・クーポン有無の3条件から割引率を決める規則を8列に開くと、「上位会員でクーポンあり、かつ金額が閾値未満」の場合の動作が空欄のまま残っていると分かる。埋めた表はそのまま8件のテストケースになる。
試験での引っ掛け
表せるのは条件と動作の対応だけで、処理の時間的な順序や繰返し、状態の遷移は表現できない。順序や状態が本質ならアクティビティ図や状態遷移図を使う。条件が増えると列が指数的に増えるため、無関係な条件は表を分けるのが定石。
関連用語
出た過去問
出典:平成30年度 秋期 システムアーキテクト試験 午前Ⅱ 問7(IPA)
ソフトウェアの要件定義や分析・設計で用いられる技法に関する記述のうち、適切なものはどれか。
正解:決定表は、条件と処理を組み合わせた表の形式で論理を表現したものであり、条件や処理の組合せが複雑な要件定義の記述手段として有効である。
要点:決定表は複雑な条件と動作の組合せを漏れなく記述できる
決定表(デシジョンテーブル)は、成立し得る条件の組合せを列に並べ、それぞれに対して実行すべき動作を対応付けた表である。条件が多く分岐が複雑な業務ルールを、漏れや重複なく整理して記述できるため、要件定義の記述手段として有効である。他の三つは技法の説明が互いに入れ替わっている。
出典・参考
高度試験 午前I(高度午前I 相当)のシラバスの4 開発技術 > 1. システム要件定義・ソフトウェア要件定義 > (8) 業務分析や要件定義に用いられる手法に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。