構成管理とは?
構成管理とは、成果物(ソースコード、設計書、環境定義など)を構成品目として識別し、版と関係を記録し、変更を統制し、状態を報告し、監査で整合を確かめる一連の活動。
システムアーキテクト試験の過去問では14回出題されています(2016年度〜2025年度)。
こうせいかんり
構成管理の意味
成果物(ソースコード、設計書、環境定義など)を構成品目として識別し、版と関係を記録し、変更を統制し、状態を報告し、監査で整合を確かめる一連の活動。
構成管理の具体例
どの版のソースがどの環境に配置されているかを台帳で追跡し、緊急修正が主幹へ取り込まれているかを定期的に監査する。
構成管理は試験でどう引っ掛けられる?
変更管理と取り違えやすい。構成管理は識別・版の管理・変更の統制・状態の報告・構成監査まで含む広い活動で、変更管理はそのうち変更を統制する部分。またバージョン管理ツールを導入すること=構成管理ではなく、何を構成品目とするかの識別と、実物と記録の一致を確かめる構成監査が要る。
構成管理と関連する用語
構成管理が出た過去問
グリーン購入法において、"環境物品等"として規定されているものはどれか。
正解:環境への負荷低減に資する原材料・部品又は製品・サービス
要点:環境物品等は環境負荷低減に資する物品とサービス
グリーン購入法における環境物品等とは、環境への負荷の低減に役立つ原材料や部品、製品、そしてサービスを指す。国や独立行政法人などに対し、こうした物品等を優先的に調達するよう義務付ける仕組みである。特定の認証を取得した企業の製品や、省エネIT製品に限られるものではない。
出典:平成28年度 秋期 システムアーキテクト試験 am2 問15(IPA)分散処理システムにおける障害透明性(透過性)の説明として、適切なものはどれか。
正解:利用者が、個々のコンピュータに障害が起きていることを認識することなく、システムを利用できること
要点:障害透明性は障害を利用者に意識させない性質
分散処理システムの透明性とは、内部の複雑さを利用者に意識させないことをいう。障害透明性はその一つで、システムを構成するどれかのコンピュータで障害が起きても、利用者はそれに気付くことなくサービスを使い続けられる性質を指す。管理者が障害を把握できることや構成の均一さとは別の概念である。
出典:平成28年度 秋期 システムアーキテクト試験 am2 問19(IPA)WTO政府調達協定の説明はどれか。
正解:政府機関などによる物品・サービスの調達において、締約国に対する市場開放を進めて国際的な競争の機会を増大させるとともに、苦情申立て、協議及び紛争解決に関する実効的な手続を定めたものである。
要点:WTO政府調達協定は政府調達の市場開放と苦情処理手続を定める
WTO政府調達協定(GPA)は、政府機関等が行う一定金額以上の物品・サービスの調達について、締約国の供給者に内国民待遇と無差別待遇を与えて市場を開放する協定である。併せて、調達手続の透明性の確保や、供給者による苦情申立て・協議・紛争解決の手続も定めている。
出典:平成30年度 秋期 システムアーキテクト試験 am2 問15(IPA)ITインフラストラクチャのキャパシティプランニングの目的として、最も適切なものはどれか。
正解:必要となるリソースを適切なタイミングで増強することによって、適正なコストで最適なパフォーマンスのサービスを提供する。
要点:キャパシティ管理は適正コストで必要な性能を維持する
キャパシティプランニングは、将来の業務量や利用者数の伸びを予測し、CPU・メモリ・ディスク・回線などのリソースを必要な時期に必要なだけ確保する活動である。過剰投資による無駄も、不足による性能劣化も避け、適正コストで目標水準のサービスを維持することが目的である。
出典:平成30年度 秋期 システムアーキテクト試験 am2 問20(IPA)マイクロサービスアーキテクチャを利用してシステムを構築する利点はどれか。
正解:各サービスの変更がしやすい。
要点:マイクロサービスは独立性により個別の変更・配置が容易
マイクロサービスアーキテクチャは、システムを独立して開発・配置できる小さなサービス群に分割し、APIで連携させる方式である。各サービスが独立しているため、変更や再配置を他サービスに波及させずに行え、部分的な更新やスケールがしやすい点が最大の利点である。
出典:令和3年度 春期 システムアーキテクト試験 am2 問5(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。