プロジェクトバッファ/合流バッファとは?ぷろじぇくとばっふぁ・ごうりゅうばっふぁ
プロジェクトバッファ/合流バッファとは、個々の作業から安全余裕を取り上げてまとめ直した、クリティカルチェーン法の時間の緩衝。末尾へ一つだけ置くプロジェクトバッファは納期そのものを守り、支流がクリティカルチェーンへ合流する手前に置く合流バッファ(フィーディングバッファ)は、支流の遅れが本流へ伝わるのを食い止める。
最終更新:2026-10-06
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各作業の見積りには担当者が個別に安全余裕を潜ませるが、その余裕は学生症候群やパーキンソンの法則によって作業の中で消え、遅れだけが後工程へ伝わっていく。ゴールドラットが示したクリティカルチェーン法は、個別の余裕をいったん取り上げて全体の緩衝として置き直し、緩衝の消費率そのものを進捗の指標に使う。余裕を「担当者の持ち物」から「プロジェクトの共有資源」へ移す発想が骨子である。
具体例
4つの作業から余裕を2日ずつ取り上げて合計8日とし、その半分の4日を末尾のプロジェクトバッファとする。以降の進捗管理は各作業の遅れではなくバッファを何%消費したかで見て、消費率が設定した閾値を超えた時点で手を打つ。
試験での引っ掛け
置く場所の取り違えが定番で、プロジェクトバッファは末尾に一つだけ、合流バッファは支流が合流する手前に置く。「クリティカルチェーン上の各作業の後ろに置く」は誤りで、個別の余裕を排除することがこの技法の狙いである。フロート(トータル・フリー)は計算で求まる余裕、バッファは意図して確保する緩衝という違いも押さえる。
関連用語
出た過去問
出典:平成31年度 春期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ 問4(IPA)解説で登場
プロジェクトのスケジュール管理で使用する“クリティカルチェーン法”の実施例はどれか。
正解:限りある資源とプロジェクトの不確実性に対応するために、合流バッファとプロジェクトバッファを設ける。
要点:クリティカルチェーン法は合流・プロジェクトバッファで管理する
クリティカルチェーン法は、各作業の見積りに個別に潜ませていた安全余裕を取り除き、まとめてバッファとして管理する手法である。プロジェクト全体の納期を守るためにチェーンの最後に置くのがプロジェクトバッファ、非クリティカルな経路がクリティカルチェーンに合流する手前に置くのが合流バッファ(フィーディングバッファ)である。資源の制約も考慮して計画する点がクリティカルパス法との違いである。
出典・参考
高度試験 午前I(高度午前I 相当)のシラバスの5 プロジェクトマネジメント > 6. プロジェクトの時間 > (3) ツールと技法に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。