クロック周波数とは?くろっくしゅうはすう
クロック周波数とは、CPUなどの回路が動作の刻みを取るクロック信号が1秒間に繰り返される回数で、単位はHz。逆数がクロック周期で、1GHzなら1周期は1ナノ秒になる。実行時間は「命令数×CPI(1命令あたりの平均クロック数)×クロック周期」で決まるため、周波数だけで性能を比較することはできない。
最終更新:2026-10-06
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同じ設計のプロセッサ同士を比べる指標としては素直だったが、パイプラインの深さ、コア数、キャッシュの当たり外れで1クロックあたりに進む仕事量が大きく変わるようになり、単独の指標としては意味を失った。ネットワーク機器では事情がさらに違い、パケット転送を専用の回路が担うため、汎用CPUの周波数は転送性能をほとんど決めない。何が律速かを見極める、という一般則の入口として問われる。
具体例
上位のルータやL3スイッチは、転送処理を専用回路が受け持ち、CPUは経路計算や管理通信だけを担当する。だからカタログの周波数ではなく、pps(1秒あたりのパケット数)と転送遅延で性能を見る。小さなパケットを大量に流したときにppsが頭打ちになるのは、周波数ではなく1パケットあたりの処理段数が効いているためである。
試験での引っ掛け
「クロック周波数が2倍なら処理時間が半分」は、命令数とCPIが同じときにだけ成り立つ。CPIとの向きの違い(CPIは小さいほど速い、周波数は大きいほど速い)も混同しやすく、MIPS=クロック周波数÷CPIの換算で10の6乗の扱いを落とす誤りも多い。
関連用語
出た過去問
出典:令和3年度 春期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問22(IPA)
表のCPIと構成比率で、3種類の演算命令が合計1,000,000命令実行されるプログラムを、クロック周波数が1GHzのプロセッサで実行するのに必要な時間は何ミリ…
正解:2.8
要点:実行時間は平均CPI×命令数÷クロック周波数で求める
まず構成比率で重み付けした平均CPIを求める。3×0.2+5×0.2+2×0.6=0.6+1.0+1.2=2.8サイクル/命令となる。1,000,000命令では2,800,000サイクル必要で、1GHz(1サイクル1ナノ秒)のプロセッサではこれに1ナノ秒を掛けて2.8ミリ秒となる。
出典・参考
高度試験 午前I(高度午前I 相当)のシラバスの2 コンピュータシステム > 1. プロセッサ > (8) プロセッサの性能に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。