キューとは?きゅー
キューとは、先に入れたものから先に取り出す(FIFO)データ構造。末尾への追加をenqueue、先頭からの取り出しをdequeueと呼び、到着した順に処理したい場面で使う。ネットワーク機器では、回線の送出能力を超えて届いたパケットを一時的に溜める出力バッファがこの構造をとる。
最終更新:2026-10-06
この語が出る過去問を解く →背景
処理する側の速度と、要求が届く速度は一致しない。処理しきれないぶんをその場で捨てれば公平ではあるが、瞬間的な集中で失われる。いったん溜めて順に処理すれば、平均が処理能力を下回るかぎり取りこぼさずに済む。到着順という規則は、待ち時間の上限が読めることと実装が単純であることを同時に満たすため、既定の並べ方として広く採用されている。
具体例
ルータの出力インタフェースは、輻輳したときにパケットをキューへ溜めてから順に送出する。QoSでは優先度ごとに複数のキューを持たせ、音声を先に出す制御を入れる。プリンタの印刷ジョブや、メッセージキューによる非同期連携も同じ構造である。
試験での引っ掛け
名前にキューが付いていても中身が違うものがある。優先度付きキューは取り出し順が到着順ではなく優先度順で、FIFOではない。スタックとの取り違えも定番で、後入れ先出し(LIFO)はスタック、再帰呼出しの戻り先や式の評価に使うのもスタックである。
関連用語
出た過去問
出典:令和3年度 春期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問23(IPA)
プリントシステムには1時間当たり平均6個のファイルのプリント要求がある。1個のプリント要求で送られてくるファイルの大きさは平均7,500バイトである。プリントシ…
正解:200
要点:M/M/1の平均応答時間はサービス時間÷(1−利用率)
平均サービス時間は7,500バイト÷50バイト/秒=150秒である。到着率は1時間に6個なので1秒当たり6÷3,600=1/600、利用率ρ=150÷600=0.25となる。M/M/1では待ち時間を含む平均応答時間はサービス時間÷(1−ρ)で求まるので、150÷0.75=200秒である。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。