逆ポーランド表記法とは?ぎゃくぽーらんどひょうきほう
逆ポーランド表記法とは、演算子を2つの被演算子の後ろに置く記法(後置記法)。A+B なら AB+ と書く。演算の順序が並び順だけで一意に決まるため括弧が要らず、演算子が現れた時点で直前の2つが確定するので、左から1回読み進めるだけでスタックを使って評価できる。
最終更新:2026-10-07
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中置記法(A+B×C)は人間には読みやすいが、優先順位と括弧を解釈しなければ計算できない。機械にとっては、読みながら即座に処理できる形のほうが単純で速い。そのためコンパイラは構文解析の結果を後置形へ並べ替え、スタック機械の命令列へ落とす。基礎理論で問われるのは、この変換と評価の手順である。
具体例
A+B×(C−D) は後置記法で ABCD−×+ となる。左から読み、被演算子はスタックへ積み、演算子が来たら上の2つを取り出して計算して結果を積み直す。取り出す順序は積んだ順の逆になるので、減算や除算では後から積んだほうが右側の項になる。
試験での引っ掛け
演算子を前に置くのが前置記法(ポーランド記法)で、「逆」が付くほうが後置。名前と位置の対応が逆に覚えられやすい。中置記法は括弧が必要になるという点でこの2つと性質が違う。
関連用語
出た過去問
出典:令和2年度 10月試験 高度試験 午前Ⅰ 問1(IPA)
式A+B×Cの逆ポーランド表記法による表現として、適切なものはどれか。
正解:ABC×+
要点:逆ポーランド表記は被演算子の後ろに演算子を置く後置記法
逆ポーランド表記法(後置記法)では、被演算子を先に並べ、演算子をその後ろに置く。A+B×Cは乗算が先なのでBC×となり、これとAを加算するのでABC×+となる。左から読み、被演算子はスタックに積み、演算子が現れたら直前の2つを取り出して演算する、と考えると確認しやすい。
出典:令和5年度 秋期 高度試験 午前Ⅰ 問1(IPA)
逆ポーランド表記法(後置記法)で表現されている式 ABCD-×+において、A=16、B=8、C=4、D=2 のときの演算結果はどれか。逆ポーランド表記法による式…
正解:32
要点:後置記法ABCD-×+はA+B×(C-D)=32
逆ポーランド表記は演算子が2つの被演算子の後ろに来る。ABCD-×+は、まずCD-=4-2=2、次にB×その結果=8×2=16、最後にA+16=16+16=32となる。中置記法に直すとA+(B×(C-D))である。
出典:令和6年度 秋期 高度試験 午前Ⅰ 問2(IPA)
式A+B×Cの逆ポーランド表記法による表現として、適切なものはどれか。
正解:ABC×+
要点:逆ポーランド表記は演算子をオペランドの後ろに置く
逆ポーランド表記法(後置記法)では、演算子を対象の二つのオペランドの後ろに置く。A+B×Cは乗算が先なのでB C ×がまず一つの値になり、それとAを加えるのでA B C × +の順になる。
出典・参考
公式シラバスの1 基礎理論 > 3. 情報に関する理論 > (5) 形式言語に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。