活動基準原価計算(ABC)とは?かつどうきじゅんげんかけいさん
活動基準原価計算(ABC)とは、ABC(Activity Based Costing)は、間接費をいったん「活動」の単位に集計し、各活動を消費した度合い(コストドライバ)に応じて製品や顧客へ配賦する原価計算手法。直接作業時間や売上高で一律に配賦する伝統的方法に比べ、多品種少量生産や間接費比率の高い事業で原価の歪みを是正できる。
最終更新:2026-10-07
この語が出る過去問を解く →背景
工場が人手中心だった時代は、間接費が小さく直接作業時間に比例していたため、一律配賦でも大きくは外れなかった。自動化と多品種化が進むと、段取替え・検査・受注処理といった間接費が膨らみ、しかも作業時間ではなく回数に連動するようになる。この不一致が「量産品が儲かっているように見える」歪みを生み、その是正手段として提唱された。
具体例
段取替え費用1,200万円を直接作業時間で配賦すると、作業時間の長い大量生産品に多く乗る。しかし実際の段取回数は少量多品種品が8割を占めており、コストドライバを段取回数へ変えて配り直すと、黒字に見えていた少量品が赤字だったと分かる。最低ロットや価格の見直しはここから始まる。
試験での引っ掛け
在庫管理のABC分析(重要度でA・B・Cに層別するパレート分析)と名称が紛らわしいが、まったく別物である。またABCは間接費の配賦精度を上げる手法であって、間接費の総額そのものを減らす手法ではない。結果を業務改善へ使うのはABM(Activity Based Management)の役割になる。
関連用語
出た過去問
出典:令和6年度 秋期 高度試験 午前Ⅰ 問2(IPA)
式A+B×Cの逆ポーランド表記法による表現として、適切なものはどれか。
正解:ABC×+
要点:逆ポーランド表記は演算子をオペランドの後ろに置く
逆ポーランド表記法(後置記法)では、演算子を対象の二つのオペランドの後ろに置く。A+B×Cは乗算が先なのでB C ×がまず一つの値になり、それとAを加えるのでA B C × +の順になる。
出典・参考
公式シラバスの9 企業と法務 > 3. 会計・財務 > (2) 財務会計と管理会計に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。