スプリントとは?すぷりんと
スプリントとは、スクラムで、計画から開発・レビュー・振り返りまでを1周する固定長の期間(通常1〜4週間)。終わりには「完成の定義」を満たした動くソフトウェアの増分を出す。期間はタイムボックスとして固定し、作業が終わらないときも延長せず、残りは次のスプリントへ回す。
最終更新:2026-10-07
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期限のほうを作業量に合わせて延ばす進め方だと、遅れが後ろへ積み上がり、動くものが最後まで出てこない。期間を固定して中身を調整する形にすれば、一定間隔で必ず実物が出るので、見積りの精度(ベロシティ)も要件の当たり外れも早い段階で分かる。延長を認めないことが手法の根幹なのは、この効き目を保つため。
具体例
2週間を1スプリントとし、初日のスプリントプランニングで着手する項目をスプリントバックログへ選び、毎日のデイリースクラムで状況を合わせ、最終日にスプリントレビューで動くものを見せ、レトロスペクティブで進め方を見直す。
試験での引っ掛け
期間は固定で、作業が終わらなくても延長しない(未完了分は次以降へ回す)。またスプリントプランニング・デイリースクラム・スプリントレビュー・レトロスペクティブは、いずれもスプリントの中で行うイベントであって、スプリントそのものではない。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:平成31年度 春期 高度試験 午前Ⅰ 問17(IPA)解説で登場
アジャイル開発におけるプラクティスの一つであるバーンダウンチャートはどれか。ここで、図中の破線は予定又は予想を、実線は実績を表す。
正解:縦軸が残作業量、横軸が時間のグラフ。破線(予定)は右下がりの直線で時間経過とともに0に近づき、実線(実績)は序盤は破線より上を緩やかに下り、中盤で折れて傾きが変わり、その後は破線とほぼ並んで終了時点で0になる。
要点:バーンダウンチャートは残作業量の推移を時系列で示す
バーンダウンチャートは、縦軸に残作業量、横軸に時間をとり、残りの作業がどのように減っているかを示すグラフである。理想線(予定)と実績線を比べることで、進捗の遅れや取り戻しを一目で把握できる。スクラムでスプリントの進行状況を共有する代表的なツールである。
出典:令和2年度 10月試験 高度試験 午前Ⅰ 問17(IPA)
アジャイル開発手法の説明のうち、スクラムのものはどれか。
正解:プロダクトオーナなどの役割、スプリントレビューなどのイベント、プロダクトバックログなどの作成物、及びルールから成るソフトウェア開発のフレームワークである。
要点:スクラムは役割・イベント・作成物・ルールから成る反復開発の枠組み
スクラムは、プロダクトオーナ・スクラムマスタ・開発者という役割、スプリントプランニングやスプリントレビューなどのイベント、プロダクトバックログやインクリメントといった作成物、そしてそれらを結び付けるルールから構成される軽量なフレームワークである。短い反復(スプリント)ごとに動くソフトウェアを作り、検査と適応を繰り返す点が特徴である。
出典:令和4年度 秋期 高度試験 午前Ⅰ 問17(IPA)
スクラムのスプリントにおいて、(1)~(3)のプラクティスを採用して開発を行い、スプリントレビューの後にKPT手法でスプリントレトロスペクティブを行った。"KP…
正解:次のスプリントからは、スタンドアップミーティングにタイムキーパーを置き、終了5分前を知らせるようにする。
要点:KPTのTryは次に試す改善策
KPTはKeep(今後も続けること)、Problem(問題として認識したこと)、Try(次に試すこと)の3つで振り返りを整理する手法である。Tには、問題を踏まえて次のスプリントで新たに試す改善策が該当する。
出典:令和7年度 春期 高度試験 午前Ⅰ 問17(IPA)
スクラムにおいて繰り返し実行するイベントのうち、ステークホルダに作業の結果をプレゼンテーションして、プロダクトゴールに対する進捗について話し合い、必要に応じてス…
正解:スプリントレビュー
要点:スプリントレビューは成果を示し進捗とスコープを調整する
スプリントレビューは、スプリントの成果であるインクリメントをステークホルダに提示し、フィードバックを得る場である。プロダクトゴールに対する進捗を確認し、必要ならプロダクトバックログや今後のスコープを調整する。
出典・参考
公式シラバスの4 開発技術 > 1. 開発プロセス・手法 > (1) ソフトウェア開発手法に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。