アジャイル開発とは?
アジャイル開発とは、短い反復(イテレーション)を繰り返しながら、動くソフトウェアを段階的に作り上げる開発手法の総称。変化する要求への追随と、短周期のフィードバックが目的。
高度試験・午前I(全区分共通)の過去問では7回出題されています(2017年度〜2021年度)。
あじゃいるかいはつ
アジャイル開発の意味
短い反復(イテレーション)を繰り返しながら、動くソフトウェアを段階的に作り上げる開発手法の総称。変化する要求への追随と、短周期のフィードバックが目的。
アジャイル開発の具体例
スクラムは、役割(プロダクトオーナ・スクラムマスタ・開発チーム)、イベント(スプリントプランニング・デイリースクラム・スプリントレビュー・レトロスペクティブ)、作成物(プロダクトバックログ等)、ルールから成る枠組み。XPの技法にはペアプログラミング、テスト駆動開発、リファクタリング、継続的インテグレーションがある。
アジャイル開発は試験でどう引っ掛けられる?
プロダクトオーナは「何を作るか」と優先順位を決める役割で、進捗管理者ではない。スクラムマスタは作業の障害を取り除く支援役。
アジャイル開発と関連する用語
アジャイル開発が出た過去問
アジャイル開発で“イテレーション”を行う目的のうち,適切なものはどれか。
正解:ソフトウェアに存在する顧客の要求との不一致を短いサイクルで解消したり,要求の変化に柔軟に対応したりする。
要点:イテレーションは短周期の繰返しで要求のずれと変化に対応する
イテレーションは、設計から実装・テストまでを短い期間で繰り返し、そのつど動くソフトウェアを顧客に見せて評価を受ける進め方である。認識のずれを早い段階で発見して直せるうえ、途中で要求が変わっても次の周回で取り込める。他の選択肢はタスクボード、ペアプログラミング、デイリースクラムの目的である。
出典:平成29年度 春期 高度共通_午前I試験 am1 問17(IPA)アジャイル開発で“イテレーション”を行う目的のうち、適切なものはどれか。
正解:ソフトウェアに存在する顧客の要求との不一致を短いサイクルで解消したり、要求の変化に柔軟に対応したりする。
要点:イテレーションの目的は短周期のフィードバックと変化対応
アジャイル開発のイテレーションは、計画・設計・実装・テストを含む短い開発サイクルを繰り返す進め方である。各サイクルの終わりに動くソフトウェアを顧客に見せてフィードバックを得ることで、要求とのずれを早期に発見して修正でき、開発途中の要求変化にも柔軟に対応できる。
出典:平成30年度 秋期 高度共通_午前I試験 am1 問17(IPA)アジャイル開発などで導入されている“ペアプログラミング”の説明はどれか。
正解:品質の向上や知識の共有を図るために、2人のプログラマがペアとなり、その場で相談したりレビューしたりしながら、一つのプログラムの開発を行う。
要点:ペアプログラミングは2人で1つのコードを書き常時レビューする
ペアプログラミングは、2人の開発者が1台の端末に向かい、実際にコードを書くドライバと、それを観察して助言・レビューするナビゲータの役割を交代しながら、1つのプログラムを共同で開発する手法である。書きながら常時レビューが行われるため品質が上がり、知識やノウハウがチーム内に伝わる効果もある。
出典:平成30年度 春期 高度共通_午前I試験 am1 問17(IPA)アジャイル開発におけるプラクティスの一つであるバーンダウンチャートはどれか。ここで、図中の破線は予定又は予想を、実線は実績を表す。
正解:縦軸が残作業量、横軸が時間のグラフ。破線(予定)は右下がりの直線で時間経過とともに0に近づき、実線(実績)は序盤は破線より上を緩やかに下り、中盤で折れて傾きが変わり、その後は破線とほぼ並んで終了時点で0になる。
要点:バーンダウンチャートは残作業量の推移を時系列で示す
バーンダウンチャートは、縦軸に残作業量、横軸に時間をとり、残りの作業がどのように減っているかを示すグラフである。理想線(予定)と実績線を比べることで、進捗の遅れや取り戻しを一目で把握できる。スクラムでスプリントの進行状況を共有する代表的なツールである。
出典:令和1年度 春期 高度共通_午前I試験 am1 問17(IPA)アジャイル開発手法の説明のうち、スクラムのものはどれか。
正解:プロダクトオーナなどの役割、スプリントレビューなどのイベント、プロダクトバックログなどの作成物、及びルールから成るソフトウェア開発のフレームワークである。
要点:スクラムは役割・イベント・作成物・ルールから成る反復開発の枠組み
スクラムは、プロダクトオーナ・スクラムマスタ・開発者という役割、スプリントプランニングやスプリントレビューなどのイベント、プロダクトバックログやインクリメントといった作成物、そしてそれらを結び付けるルールから構成される軽量なフレームワークである。短い反復(スプリント)ごとに動くソフトウェアを作り、検査と適応を繰り返す点が特徴である。
出典:令和2年度 10月 高度共通_午前I試験 am1 問17(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。