アクセシビリティとは?あくせしびりてぃ
アクセシビリティとは、年齢や障害の有無、利用する機器や環境にかかわらず、情報やサービスを利用できる度合い。国内はJIS X 8341シリーズ、国際的にはW3CのWCAG(Web Content Accessibility Guidelines)が指針を定め、公的機関のWebサイトは事実上これに沿うことが求められる。
最終更新:2026-10-07
この語が出る過去問を解く →背景
利用者を「平均的な能力の人」と想定して設計すると、高齢で細かい字が読めない、片手しか使えない、明るい屋外で画面が見えない、といった状況の人が一律に排除される。しかも同じ人でも状況によって能力は変わる。そこで対象を固定せず、多様な利用状況を前提に「できるだけ多くの人の利用水準を上げる」方向で設計する考え方が規格化された。午前I(科目A-1)では、この「全員に等しい水準を保証するのではない」という規格の立て付けそのものが問われている(平成29年春)。
具体例
画像に代替テキストを付ける、色だけに頼らず形状や文字でも情報を伝える、キーボードだけで全操作を完結させる、といった対応が具体策になる。総務省の「みんなの公共サイト運用ガイドライン」は、国・自治体のサイトにJIS X 8341-3への準拠を求めている。
試験での引っ掛け
ユーザビリティとの区別が定番。ユーザビリティは「特定の利用者が特定の目的をどれだけ効率よく達成できるか」で対象を限定するのに対し、アクセシビリティは対象を限定しない。またJIS X 8341-1の目的は「全ての個人に等しい水準を達成させること」でも「平均的能力の人に標準的な水準を提供すること」でもなく、多様な利用状況を理解したうえで多くの人の水準を改善することである。
関連用語
出た過去問
出典:平成29年度 秋期 高度試験 午前Ⅰ 問8(IPA)
アクセシビリティ設計に関する規格であるJIS X 8341-1:2010(高齢者・障害者等配慮設計指針-情報通信における機器、ソフトウェア及びサービス-第1部:…
正解:多様な人々に対して、利用の状況を理解しながら、多くの個人のアクセシビリティ水準を改善できるようにする。
要点:アクセシビリティ指針は多様な利用状況を踏まえた水準の改善
この規格は、利用者の能力や利用状況が多様であることを前提に、できるだけ多くの人のアクセシビリティ水準を高めることを目指している。全員に同じ水準を保証したり、平均的な人だけを対象にしたりするものではない。利用の状況を理解したうえで改善を図る点が指針の考え方である。
出典・参考
公式シラバスの3 技術要素 > 1. ユーザーインタフェース技術 > (2) ユーザーインタフェース(UI)に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。