フォローアップとは?ふぉろーあっぷ
フォローアップとは、システム監査の最後に置かれる工程で、報告した改善提案が実行へ移されたかどうかを後から確かめる活動。まず被監査部門が立てた改善計画が妥当かを見て、期限を過ぎた時点で実施の証拠を集め、手が付いていなければその理由を添えて経営者へ上げる。
最終更新:2026-10-07
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監査報告書を出した時点では、リスクはまだ何も減っていない。実行されたかを確かめる工程を制度として置かなければ、指摘は書類の上だけで消える。一方で監査人が自ら改善へ手を出せば、次の監査で自分の仕事を評価することになり独立性を失う。この線引きが午前Iでの出題点になる。
具体例
「退職者のIDが残っている」と指摘した案件なら、期限の後にID一覧の出力を取り寄せて残存件数がゼロかを見る。アクセス権棚卸しの実施記録も併せて確認し、未達であれば担当部門に事情を聞いて次の期限を決め直し、そのうえで経営者へ報告する。
試験での引っ掛け
フォローアップは実施状況の確認であって、改善作業の指導や代行ではない。監査人が手を貸せば独立性を失い、次の監査で自分の仕事を評価することになってしまう。改善を行うかどうかの最終判断も、監査人ではなく経営者の責任に属する。
関連用語
出た過去問
出典:平成29年度 秋期 高度試験 午前Ⅰ 問21(IPA)
システム監査の改善指導(フォローアップ)において、被監査部門による改善が計画よりも遅れていることが判明したとき、システム監査人が採るべき行動はどれか。
正解:遅れを取り戻すための方策について、被監査部門の責任者に助言する。
要点:監査人は助言まで。指示や実施への関与は独立性を損なう
システム監査人は独立性と客観性を保つ立場にあり、改善の実施主体は被監査部門である。改善が遅れている場合でも、指示したり自ら改善活動に加わったりすると独立性を損なうため、責任者に方策を助言するにとどめるのが適切である。監査人の役割は評価と助言であって実行ではない。
出典:令和3年度 春期 高度試験 午前Ⅰ 問22(IPA)
システム監査人が行う改善提案のフォローアップとして、適切なものはどれか。
正解:改善提案に対する監査対象部門の改善状況をモニタリングする。
要点:監査人は改善を指示せず、実施状況をモニタリングする
フォローアップは、改善提案が実際に実施されているかを監査人の立場で確かめる活動である。監査人は独立性・客観性を保つ必要があるため、改善の実施そのものを指示したり、改善作業を管理・遂行したりしてはならず、実施状況を継続的にモニタリングして必要に応じ助言するにとどめる。
出典:令和6年度 秋期 高度試験 午前Ⅰ 問22(IPA)
システム監査基準(令和5年)におけるフォローアップの説明として、適切なものはどれか。
正解:システム監査人が、監査報告書に記載した改善提案の実施状況に関する情報を収集し、改善状況をモニタリングすること
要点:フォローアップは改善提案の実施状況を監査人が継続的に確認する
フォローアップは、監査報告書に記載した改善提案がその後どこまで実施されたかを追いかける活動である。システム監査人が実施状況の情報を集めて改善の進み具合を確かめるもので、改善そのものを実施する責任は被監査部門にある。
出典・参考
公式シラバスの6 サービスマネジメント > 1. システム監査 > (6) システム監査の報告とフォローアップに掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。