本調査とは?
本調査とは、予備調査で定めた監査手続にしたがい、実地で証拠を集めて統制の整備状況と運用状況を確かめる工程。質問、資料の閲覧、現地の観察、ログやデータの検証などを行い、結果はその都度監査調書に記録していく。
高度試験・午前I(全区分共通)の過去問では2回出題されています(2016年度〜2023年度)。
ほんちょうさ
本調査の意味
予備調査で定めた監査手続にしたがい、実地で証拠を集めて統制の整備状況と運用状況を確かめる工程。質問、資料の閲覧、現地の観察、ログやデータの検証などを行い、結果はその都度監査調書に記録していく。
本調査の具体例
アクセス権の一覧を入手して人事データと突合し、退職者のIDが残っていないかを確認する。差異が出たら追加の質問と証憑の入手を行い、原因と影響範囲まで押さえてから結論を出す。
本調査は試験でどう引っ掛けられる?
整備状況(仕組みがあるか)と運用状況(実際に守られているか)は別物で、規程の存在確認だけでは運用状況の証拠にならない。逆に一時点の観察だけで期間全体の運用を結論づけるのも誤り。
本調査と関連する用語
本調査が出た過去問
システム監査人が予備調査で実施する監査手続はどれか。
正解:監査対象に対する被監査部門の管理者及び担当者のリスクの認識について,アンケート調査によって情報を収集する。
要点:予備調査は概況とリスクの把握、本調査は証拠収集の詳細調査
予備調査は本調査の前に監査対象の全体像とリスクを把握し、監査手続を組み立てるための段階である。アンケートによって被監査部門の管理者や担当者のリスク認識を広く集めるのは、この予備調査で行う典型的な手続である。詳細なヒアリングや証拠に基づく指摘のまとめは本調査以降の作業になる。
出典:平成28年度 春期 高度共通_午前I試験 am1 問22(IPA)システム監査基準(平成30年)における予備調査についての記述として、適切なものはどれか。
正解:監査対象部門の事務手続やマニュアルなどを通じて、業務内容、業務分掌の体制などを把握する。
要点:予備調査は資料から実態を把握し本調査の進め方を決める段階
予備調査は、本調査に先立って監査対象の実態をつかむ段階である。関連する規程・事務手続・マニュアルや組織図などの資料を通じて、業務内容や業務分掌の体制、システムの概要を把握し、本調査の範囲や進め方を組み立てるために行う。
出典:令和5年度 春期 高度共通_午前I試験 am1 問21(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。