スパイラルモデルとは?すぱいらるもでる
スパイラルモデルとは、システムを部分に分け、目標設定→リスク分析→開発→評価という一巡を螺旋状に繰り返して完成度を高める開発モデル。各周回の冒頭でリスク分析を行い、その結果次第で次の周回に進むか計画を見直すかを判断する点が定義上の核心である。
最終更新:2026-10-07
高度試験の午前Iを最短で暗記する →背景
ウォータフォールモデルは、要件が最初に確定していることを前提に工程を一方向に流す。前例のない技術や固まらない要件を含む案件では、この前提が崩れた瞬間に手戻りが全工程へ波及する。かといって作りながら考える方式では投資が青天井になる。そこで「不確実性の高い部分から先に小さく作って確かめ、周回ごとに続行の可否を判断する」形にし、リスクの解消と投資判断を同じ周期に載せたのがスパイラルモデルである。
具体例
提唱者バリー・ベームが1988年の論文で実例に挙げたのは、自社TRW社の開発支援環境TRW-SPSの構築である。第1周では狙った生産性向上が本当に実現するかだけを試作で確かめ、見込みが立った段階で次の周に機器の調達と本格開発へ資金を移した。周回の終わりごとに続行の可否を判断するため、見込みが外れたときの損失が1周ぶんに限定される。
試験での引っ掛け
反復するという点だけを見て反復型開発やアジャイル開発と同一視しやすいが、スパイラルモデルの核心は各周回でのリスク分析にあり、動くソフトウェアを短い間隔で届けることを核心とする手法とは狙いが違う。プロトタイプを作る点でプロトタイピングとも混同されるが、プロトタイピングは要件確認のための試作であって、周回の枠組みまでは定めていない。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。