オープン・クローズ戦略とは?
オープン・クローズ戦略とは、技術のうち普及させたい部分は仕様を公開し、収益の源泉となる中核部分は特許や営業秘密で囲い込む知財戦略。監査では、公開する範囲と秘匿する範囲の線引きが規程で定められ、実際の情報の取扱いがその線引きどおりかを検証する。
高度試験・午前I(全区分共通)の過去問では2回出題されています(2019年度〜2023年度)。
おーぷんくろーずせんりゃく
オープン・クローズ戦略の意味
技術のうち普及させたい部分は仕様を公開し、収益の源泉となる中核部分は特許や営業秘密で囲い込む知財戦略。監査では、公開する範囲と秘匿する範囲の線引きが規程で定められ、実際の情報の取扱いがその線引きどおりかを検証する。
オープン・クローズ戦略の具体例
接続仕様は無償公開して周辺機器を増やし、内部の制御アルゴリズムは営業秘密として管理する。監査人は秘匿対象に指定された文書のアクセス権と持出し記録を調べ、外部委託先へ提供された設計資料に中核部分が含まれていないかを提供記録から確認する。
オープン・クローズ戦略は試験でどう引っ掛けられる?
公開=権利放棄と考える誤り。公開するのは仕様であって権利ではなく、実施料を課す形の公開もある。逆に秘匿側は、特許出願すれば内容が公開されるため、営業秘密として守るのか出願するのかの選択が必要になる。
オープン・クローズ戦略と関連する用語
オープン・クローズ戦略が出た過去問
オープンイノベーションに関する事例として、適切なものはどれか。
正解:社外からアイディアを募集し、新サービスの開発に活用した。
要点:オープンイノベーションは社外の知を取り込んで革新を進める
オープンイノベーションは、自社内の資源だけに閉じず、社外の企業・大学・消費者などから知識やアイディアを取り込み、また自社の技術を外部に出すことで革新を加速させる考え方である。社外からアイディアを募集して新サービス開発に生かす取組みは、まさに外部知を取り込む典型例である。
出典:令和1年度 春期 高度共通_午前I試験 am1 問27(IPA)オープンイノベーションの説明として、適切なものはどれか。
正解:自社と外部組織の技術やアイディアなどを組み合わせることで創出した価値を、さらに外部組織へ提供する。
要点:内外の技術を組み合わせ成果も外部へ流すのがオープンイノベーション
オープンイノベーションは、自社内の技術やアイディアだけに閉じず、外部組織のものと組み合わせて新たな価値を生み出し、さらに生まれた成果を外部へも提供していく考え方である。技術の流入と流出の両方向を意図的に活用する点が、単なる外注や自前主義と異なる。
出典:令和5年度 秋期 高度共通_午前I試験 am1 問27(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。