データベースとは?でーたべーす
データベースとは、複数の利用者やプログラムが共同で使えるように、決まった構造で整理して蓄えたデータの集まり。個々のプログラムが自前のファイルを抱えるのではなく、DBMSという専用のソフトウェアを通して読み書きすることで、重複や矛盾を防ぎ、同時に更新されても内容が壊れないようにする点が特徴である。
最終更新:2026-10-09
この語が出る過去問を解く →背景
業務ごとにプログラムが自分用のファイルを持っていた時代は、同じ取引先の住所が販売用と請求用に別々に置かれ、片方だけ直して食い違うことが常だった。データの形を変えれば、そのファイルを読むプログラムを全部直す必要もあった。データを1か所へ集め、構造の定義と読み書きの手続をDBMSに任せることで、プログラムからデータを切り離し、共有と一貫性を両立できるようにしたのがデータベースである。
具体例
オープンソースのMySQLやPostgreSQL、Oracleの「Oracle Database」が代表例で、いずれもSQLで読み書きする。銀行の口座残高のように、複数の窓口から同時に更新されても矛盾が起きてはならないデータは、こうしたデータベース上で管理されている。
試験での引っ掛け
データを集めて置いてあるだけではデータベースとは呼ばない。構造が定義され、DBMSを通して複数の利用者が同時に一貫した読み書きをできることが条件である。関係データベースはその一種にすぎず、キーバリュー型や文書指向のように、SQLを前提としない方式もある点に注意する。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:平成31年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問57(IPA)
出典:平成31年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問60(IPA)
A社では、自然災害などの際の事業継続を目的として、業務システムのデータベースのバックアップを取得している。その状況について、"情報セキュリティ管理基準(平成28…
正解:バックアップを取得した電子記録媒体を、業務システムが稼働しているサーバの近くで保管していた。
要点:バックアップは同時被災を避けるため遠隔地に保管する
バックアップは、災害などで元のシステムが被害を受けても失われない場所に保管する必要がある。稼働中のサーバの近くに置いていては、火災や水害、地震で本体と媒体が同時に失われ、事業継続の目的を果たせない。したがってこの状況は指摘事項に当たる。手順書の整備、復旧試験の定期実施、契約を伴う外部保管はいずれも望ましい実施状況である。
出典:平成28年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問79(IPA)解説で登場
著作権法において,保護の対象とならないものはどれか。
正解:プログラム言語や規約
要点:プログラム言語・規約・解法は著作権法の保護対象外
著作権法は具体的な表現を保護するもので、プログラム言語、規約(プロトコルやインタフェースの取決め)、解法(アルゴリズム)は保護の対象外と明示されている。これらを独占させると、以後のプログラム作成が著しく妨げられてしまうためである。個々のプログラムやマニュアル、体系的に構成されたデータベースは保護される。
出典:平成29年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問63(IPA)解説で登場
ビッグデータを企業が活用している事例はどれか。
正解:多種多様なソーシャルメディアの大量な書込みを分析し、商品の改善を行う。
要点:ビッグデータ活用は多様で大量の非定型データの分析にある
ビッグデータは、量が膨大で、形式が多様(非構造化データを含む)、かつ発生・更新が速い、という性質をもつデータ群を指す。ソーシャルメディアの大量の書込みという定型でないテキストを分析し、商品改善へつなげる例がこれに該当する。既存の構造化データを条件検索するだけの処理は、通常のデータベース利用にすぎない。
出典:平成28年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問26(IPA)解説で登場
E-R図に関する記述のうち,適切なものはどれか。
正解:管理の対象をエンティティ及びエンティティ間のリレーションシップとして表現する。
要点:E-R図は実体と実体間の関連でデータ構造を表す概念モデル
E-R図は、管理対象となる実体(エンティティ)と、実体どうしの関連(リレーションシップ)を図示して、対象業務のデータ構造を整理する記法である。特定のデータベース製品や実装方式に依存せず概念設計の段階で用いられる点が特徴。
出典・参考
公式シラバスの4 開発技術 > 3. 実装・構築 > (2) ソフトウェアユニットの作成に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。