サーバとは?さーば
サーバとは、ネットワーク越しに要求を受け取り、機能やデータを他のコンピュータへ提供する側のコンピュータ。Web・メール・ファイル・データベースなど、提供する役割ごとに呼び分ける。多数の要求を同時にさばき、止めずに動かし続けるため、多コアのCPUや大容量メモリ、電源やディスクの二重化を備えた専用機が使われる。
最終更新:2026-10-09
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1人1台のPCが行き渡ると、今度は同じデータをどの端末からも同じ内容で見たい、誰かの端末が壊れても仕事を止めたくない、という要求が出てきた。データと処理を1か所へ集め、端末はそれを呼び出すだけにすれば、更新もバックアップも1か所で済む。この集約された側がサーバである。ただし集めた分だけ、止まったときの影響が利用者全員に及ぶため、冗長化と監視が前提として付いて回るようになった。
具体例
日本電気(NEC)の「Express5800」やDellの「PowerEdge」のようなラック搭載型の機器は、電源やディスクを二重に積み、連続運転を前提に作られている。一方、AmazonのAWSでは自社で機器を持たず、仮想的なサーバを必要な台数だけ借りて同じ役割を果たせる。
試験での引っ掛け
サーバかどうかは性能や大きさではなく役割で決まる。手元のPCでWebサーバソフトを動かせば、その用途ではサーバとして働く。1台の機器の上に仮想サーバを何台も置けるため、台数と機器の数も一致しない。サーバ=クラウドという思い込みも誤りで、自社に置くオンプレミスのサーバは今も多い。
関連用語
出た過去問
出典:平成30年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問57(IPA)
サーバに接続されたディスクのデータのバックアップに関する記述のうち、最も適切なものはどれか。
正解:複数のファイルに分散して格納されているデータは、それぞれのファイルへの一連の更新処理が終了した時点でバックアップする。
要点:バックアップはファイル間の整合が取れた時点で取得する
複数のファイルにまたがるデータは、更新の途中でバックアップを取るとファイル間の整合性が崩れ、復元しても使えない状態になる。一連の更新処理が完了して整合が取れた時点でバックアップするのが適切である。
出典:平成31年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問60(IPA)
A社では、自然災害などの際の事業継続を目的として、業務システムのデータベースのバックアップを取得している。その状況について、"情報セキュリティ管理基準(平成28…
正解:バックアップを取得した電子記録媒体を、業務システムが稼働しているサーバの近くで保管していた。
要点:バックアップは同時被災を避けるため遠隔地に保管する
バックアップは、災害などで元のシステムが被害を受けても失われない場所に保管する必要がある。稼働中のサーバの近くに置いていては、火災や水害、地震で本体と媒体が同時に失われ、事業継続の目的を果たせない。したがってこの状況は指摘事項に当たる。手順書の整備、復旧試験の定期実施、契約を伴う外部保管はいずれも望ましい実施状況である。
出典:平成29年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問63(IPA)
ホスティングサービスの特徴はどれか。
正解:サービス事業者が用意したサーバの利用権を利用者に貸し出す。
要点:ホスティングは事業者のサーバを借りる、ハウジングは自前機器を預ける
ホスティングサービスは、事業者が用意して運用しているサーバを、利用者が借りて使う形態のサービスです。ハードウェアの調達や保守は事業者側が担うため、利用者はサーバ機器を持ち込む必要も、故障対応を行う必要もありません。利用者が自前の機器を事業者の施設に置くのはハウジングサービスで、両者は対比して覚えます。
出典:平成30年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問71(IPA)
IoT(Internet of Things)の実用例として、適切でないものはどれか。
正解:インターネットにおけるセキュリティの問題を回避するために、サーバに接続せず、単独でファイルの管理、演算処理、印刷処理などの作業を行うコンピュータ
要点:IoTはモノがネットワークにつながることが前提
IoTは、様々なモノをインターネットに接続して情報をやり取りし、遠隔からの把握や制御を可能にする概念である。ネットワークに接続せず単独で処理を行うコンピュータは、接続という前提を満たさないためIoTの実用例には当たらない。
出典・参考
公式シラバスの2 コンピュータシステム > 1. プロセッサ > (1) コンピュータの種類に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。