IoTとは?あいおーてぃー
IoTとは、Internet of Things(モノのインターネット)の略で、家電・センサ・自動車・産業機械など従来はネットにつながっていなかった「モノ」を通信機能で接続し、収集したデータを活用する仕組みや概念。状態を測るセンサ、データを運ぶネットワーク、蓄積して分析するクラウド、指示を受けて物理的に動くアクチュエータという4つの要素で構成される。
最終更新:2026-10-09
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機械の状態は現場に行って計器を見るしか知る方法がなく、故障は起きてから対処するのが当たり前だった。通信モジュールとセンサが安く小さくなり、クラウドで大量のデータを安く蓄えられるようになったことで、現場に行かずに常時状態を集め、壊れる前に手を打つことが費用に見合うようになった。基本情報では技術要素としてだけでなく、ビジネス面での活用例と、つながることで生じるセキュリティ上の弱点の両面から問われる。
具体例
コマツのKOMTRAXは、世界中の建設機械に通信機とセンサを載せて稼働時間・位置・燃料の状態を集め、部品の交換時期を事前に知らせる。パナソニックのエアコンのようにスマートフォンから遠隔操作できる家電も、センサからクラウド、クラウドから機器へ指示が戻るIoTの典型である。
試験での引っ掛け
センサは環境の状態を電気信号として取り込む入力側、アクチュエータは信号を物理的な動きに変える出力側で、役割の向きが逆になる。また機器どうしの通信を指すM2Mより広く、集めたデータの活用まで含む概念として使う。管理者パスワードが初期値のまま設置された機器が踏み台にされる点も、IoT特有の弱点として出る。
関連用語
出た過去問
出典:平成28年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問65(IPA)
IoT(Internet of Things)を説明したものはどれか。
正解:コンピュータなどの情報通信機器だけでなく様々なものに通信機能をもたせ,インターネットに接続することによって自動認識や遠隔計測を可能にし,大量のデータを収集・分析して高度な判断サービスや自動制御を実現することである。
要点:IoTは物を接続しデータ分析で制御やサービスにつなげる
IoTは、従来はネットワークにつながっていなかった機器や物にも通信機能をもたせ、インターネット経由で状態の把握や制御を行う考え方である。センサから集めた大量のデータを分析し、遠隔監視、故障予知、自動制御などの高度なサービスにつなげる。単なる機器の接続にとどまらない点が要点になる。
出典:平成29年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問71(IPA)
工場の機器メンテナンス業務においてIoTを活用した場合の基本要素とデバイス・サービスの例を整理した。ア〜エがa〜dのいずれかに該当するとき、aに該当するものはど…
正解:機器の温度センサ
要点:IoTは収集・伝送・解析・活用の順で価値をつくる
IoTの流れは、センサでデータを集める、通信で送る、集めたデータを解析する、結果を人や機器に返して活用する、という順で整理できる。aは最初の「データの収集」にあたるので、現場の状態を測る温度センサが該当する。以降は無線通信が伝送、異常値判定ツールが解析、作業指示用ディスプレイが活用に対応する。
出典:平成30年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問71(IPA)
IoTの構成要素に関する記述として,適切なものはどれか。
正解:インターネット又は閉域網に接続できる全てのものが対象となる。
要点:IoTはネットワークに接続できるあらゆるモノが対象
IoTは、あらゆるモノをネットワークにつないで情報をやり取りする概念であり、対象はセンサや家電に限らず、インターネットまたは閉域網に接続できるものすべてに及ぶ。接続手段さえあれば人や生物に装着した機器も含まれ、デジタル機器かどうかや自律性の有無で限定されるものではない。
出典:平成30年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問71(IPA)
IoT(Internet of Things)の実用例として、適切でないものはどれか。
正解:インターネットにおけるセキュリティの問題を回避するために、サーバに接続せず、単独でファイルの管理、演算処理、印刷処理などの作業を行うコンピュータ
要点:IoTはモノがネットワークにつながることが前提
IoTは、様々なモノをインターネットに接続して情報をやり取りし、遠隔からの把握や制御を可能にする概念である。ネットワークに接続せず単独で処理を行うコンピュータは、接続という前提を満たさないためIoTの実用例には当たらない。
出典:平成31年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問71(IPA)
出典・参考
公式シラバスの4 開発技術 > 1. システム要件定義・ソフトウェア要件定義 > (5) ソフトウェア要件の定義に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。