HEMSとは?へむす
HEMSとは、住宅の電力使用量をセンサーで計測して画面で見える形にし、エアコンや給湯器などの機器を自動で制御して消費を抑える、住宅向けのエネルギー管理システム。Home Energy Management System の略で、家電・分電盤・蓄電池をホームネットワークでつなぐIoT応用の代表例として出題される。
最終更新:2026-10-09
この語が出る過去問を解く →背景
電気を「使った分だけ後から検針票で知る」だけの時代は、どの機器がどれだけ食っているかを住人が知る手段がなく、節電は手探りだった。太陽光発電や蓄電池が家庭に入ると、発電した電気をいつ使い、いつ蓄えるかという時間帯の判断が必要になり、人が毎日決めるのは現実的でなくなる。計測と制御を機械に任せる仕組みとして生まれたのがHEMSで、FEでは民生機器・IoTの応用例として、対象範囲の違う仕組みとの区別が問われる。
具体例
パナソニックの「AiSEG2」は分電盤の回路ごとに電力を測り、スマートフォンやモニタに使用量を表示したうえで、エコキュートやエアコンを連携して動かす。京セラやシャープも太陽光発電・蓄電池と組み合わせた住宅用の管理機器を出しており、これらがHEMS対応機器にあたる。
試験での引っ掛け
頭のHはHome。同じ考え方でも対象がビルならBEMS、工場ならFEMSと呼び名が変わるので、問題文が何の建物を指しているかを読み違えない。またスマートメータは電力量を計測して電力会社へ送る計器であり、機器を動かすところまでは担わない。可視化と制御の両方を持つのがHEMSである。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:平成29年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問73(IPA)
HEMSの説明として、適切なものはどれか。
正解:複数の家電製品をネットワークでつなぎ、電力の可視化及び電力消費の最適制御を行うシステム
要点:HEMSは家庭の電力を見える化し機器を最適制御する
HEMS(Home Energy Management System)は、家庭内の家電や設備をネットワークでつなぎ、電力の使用状況を見える化したうえで、機器の運転を最適に制御する仕組みである。使用量を把握させて行動を促すだけでなく、自動制御による省エネまでを担う点が要点になる。
出典:平成31年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問71(IPA)
IoTの応用事例のうち、HEMSの説明はどれか。
正解:太陽光発電装置などのエネルギー機器、家電機器、センサ類などを家庭内通信ネットワークに接続して、エネルギーの可視化と消費の最適制御を行う。
要点:HEMSは家庭単位でエネルギーを可視化し最適制御する
HEMSは家庭のエネルギー管理システムで、発電設備や蓄電池、家電機器、センサを家庭内のネットワークでつなぎ、電力の使用状況を見える化したうえで最適に制御する仕組みである。同様の仕組みをビル単位で行うのがBEMS、工場単位がFEMS、都市全体がスマートシティで、対象範囲によって呼び名が変わる点を押さえるとよい。
出典:令和4年度 公開問題 基本情報技術者試験 科目A 問54(IPA)
IoTの応用事例のうち、HEMSの説明はどれか。
正解:太陽光発電装置などのエネルギー機器、家電機器、センサ類などを家庭内通信ネットワークに接続して、エネルギーの可視化と消費の最適制御を行う。
要点:HEMSは家庭単位でエネルギーを可視化し最適制御する
HEMSは家庭を対象としたエネルギー管理システムで、発電設備や蓄電池、家電機器、センサを家庭内のネットワークでつなぎ、電力の使用状況を見える化したうえで最適に制御する。対象範囲がビルならBEMS、工場ならFEMS、都市全体ならスマートシティと呼び分ける点を押さえるとよい。
出典:令和6年度 公開問題 基本情報技術者試験 科目A 問18(IPA)解説で登場
出典・参考
公式シラバスの8 経営戦略 > 4. 民生機器 > (2) 民生機器に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。