センサとは?せんさ
センサは、光・温度・圧力・加速度・距離などの物理的な状態を検出し、コンピュータが扱える電気信号に変える部品。コンピュータ制御は「センサで状態を検出する → コンピュータが判断する → アクチュエータ(モーターなど、電気信号を機械の動きに変える部品)を動かす」という流れで成り立ち、センサはその入口を受け持つ。多くのセンサは連続的に変わる量(アナログ値)を出すため、コンピュータに取り込むにはA/D変換(アナログ値をデジタル値に変えること)を通す。試験では、検出したい量と種類の対応(温度センサ・圧力センサ・加速度センサ・ジャイロセンサ・超音波センサ)と、センサとアクチュエータの役割の向きを区別させる。
最終更新:2026-10-10
この語が出る過去問を解く →背景
機械を人が見張って手で調整していた時代は、温度や圧力の変化に気づくのが遅れたり、夜間に止めたりする必要があった。状態を自動で測って電気信号にする部品があれば、コンピュータが常に監視して判断できるため、人の目と手に代わる「感覚器」として使われるようになった。
具体例
iPhone などのスマートフォンには複数のセンサが入っている。周りの明るさを測る照度センサで画面の明るさが自動で変わり、通話中に耳を近づけると近接センサが検知して画面が消える。画面を横にすると表示が回転するのは、加速度センサやジャイロセンサが傾きを検出しているからである。
試験での引っ掛け
センサは「状態を測って信号にする」入力側で、「信号を受けて機械を動かす」出力側はアクチュエータ。向きを逆にした選択肢(センサがモーターを駆動する、など)は誤り。また、角度の変化(回転の速さ)を測るのはジャイロセンサ、速度の変化(傾きや振動)を測るのは加速度センサで、取り違えさせる問題に注意。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:平成28年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問65(IPA)解説で登場
IoT(Internet of Things)を説明したものはどれか。
正解:コンピュータなどの情報通信機器だけでなく様々なものに通信機能をもたせ,インターネットに接続することによって自動認識や遠隔計測を可能にし,大量のデータを収集・分析して高度な判断サービスや自動制御を実現することである。
要点:IoTは物を接続しデータ分析で制御やサービスにつなげる
IoTは、従来はネットワークにつながっていなかった機器や物にも通信機能をもたせ、インターネット経由で状態の把握や制御を行う考え方である。センサから集めた大量のデータを分析し、遠隔監視、故障予知、自動制御などの高度なサービスにつなげる。単なる機器の接続にとどまらない点が要点になる。
出典:平成29年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問71(IPA)
工場の機器メンテナンス業務においてIoTを活用した場合の基本要素とデバイス・サービスの例を整理した。ア〜エがa〜dのいずれかに該当するとき、aに該当するものはど…
正解:機器の温度センサ
要点:IoTは収集・伝送・解析・活用の順で価値をつくる
IoTの流れは、センサでデータを集める、通信で送る、集めたデータを解析する、結果を人や機器に返して活用する、という順で整理できる。aは最初の「データの収集」にあたるので、現場の状態を測る温度センサが該当する。以降は無線通信が伝送、異常値判定ツールが解析、作業指示用ディスプレイが活用に対応する。
出典:平成29年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問74(IPA)解説で登場
車載機器の性能の向上に関する記述のうち、ディープラーニングを用いているものはどれか。
正解:システムが大量の画像を取得し処理することによって、歩行者と車をより確実に見分けることができるようになった。
要点:ディープラーニングは大量データの学習で認識精度を高める
ディープラーニングは、多層のニューラルネットワークに大量のデータを学習させ、特徴の捉え方そのものを自動で獲得する手法である。大量の画像を学習して歩行者と車を高い精度で見分けられるようになる例は、まさにこの技術の適用にあたる。センサの閾値判定や通信によるデータ更新は、機械学習とは無関係である。
出典:平成30年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問71(IPA)解説で登場
IoTの構成要素に関する記述として,適切なものはどれか。
正解:インターネット又は閉域網に接続できる全てのものが対象となる。
要点:IoTはネットワークに接続できるあらゆるモノが対象
IoTは、あらゆるモノをネットワークにつないで情報をやり取りする概念であり、対象はセンサや家電に限らず、インターネットまたは閉域網に接続できるものすべてに及ぶ。接続手段さえあれば人や生物に装着した機器も含まれ、デジタル機器かどうかや自律性の有無で限定されるものではない。
出典:平成31年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問71(IPA)
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。