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分散処理とは?ぶんさんしょり

分散処理とは、1つの仕事を、ネットワークでつないだ複数のコンピュータに分けて受け持たせる処理の形態。1台の大きなコンピュータですべてを処理する集中処理と対になる。台数を増やして処理能力を上げやすく(スケールアウト)、1台が故障してもシステム全体が止まりにくいのが長所である。一方、機器が分かれる分だけ運用・保守やセキュリティの管理が複雑になり、障害の起きた場所を突き止めにくく、複数の場所にあるデータの整合性(食い違いがないこと)を保つための手間もかかる。役割ごとに処理を分ける垂直分散(クライアントサーバシステムなど)と、同じ役割の処理を複数台で分け合う水平分散がある。

最終更新:2026-10-10

試験情報

基本情報技術者試験の過去問では3回出題されています(2017年度〜2018年度)。

基本情報技術者試験の頻出用語/テクノロジ系

別名:分散処理システム

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背景

かつては1台の大型コンピュータ(メインフレーム)にすべての処理を集めるのが普通だったが、その1台が止まると全業務が止まり、処理が追いつかなくなれば丸ごと高価な機械に買い替えるしかなかった。安価なコンピュータとネットワークが普及すると、仕事を複数台に分けて受け持たせ、足りなければ台数を足せばよいという考え方が現実的になった。扱うデータが1台では収まらない量になったことも、分散処理を広げた。

具体例

オープンソースのソフトウェアであるApache Hadoopは、大量のデータを多数のサーバに分けて置き、MapReduceという枠組みで各サーバに同時に処理させてから結果をまとめる。ネット通販のサイトで、商品ページの表示(データを読むだけの処理)を何台ものWebサーバで手分けするのも水平分散の例で、アクセスが増えたらサーバを足して対応する。

試験での引っ掛け

複数台に分けると何でも速くなるわけではない。データを読むだけの処理(参照系)が多いシステムは台数を増やす効果が出やすいが、データの追加・更新が多いシステムは、台数が増えるほどサーバ間でデータを食い違わせないための処理(オーバヘッド:本来の仕事以外にかかる余分な負担)が増え、効果が出にくい。また、「分散処理は運用管理が容易になる」「障害の原因を特定しやすい」は誤りで、集中処理のほうが管理はしやすい。

関連用語

出た過去問

解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。

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試験での特徴
  • 試験では3回出題(2017年度〜2018年度)
  • 分野:テクノロジ系
  • 複数台に分けると何でも速くなるわけではない。