OSS(オープンソースソフトウェア)とは?おーえすえす
OSS(オープンソースソフトウェア)とは、ソースコードが公開され、使用許諾(ライセンス)の定める範囲で自由に利用・改変・再配布できるソフトウェア。無償のものが多いが著作権が放棄されているわけではなく、許諾条件に従う義務がある。脆弱性が公表されたとき、適用の判断を自ら行う必要がある点も特徴。
最終更新:2026-10-09
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商用ソフトはソースコードが非公開で、不具合の原因を利用者側で調べられず、提供元が直すまで待つしかなかった。コードを公開して誰でも改良できる形にすれば、改良は全体へ還元される。反面、誰も保守の義務を負わない形でもあるため、責任と保守の所在をどう扱うかが利用上の考慮点として問われる。
具体例
LinuxカーネルやPython、Apache HTTP Serverなど、業務システムの土台の多くはOSSでできている。ライセンスには、改変して配布するものにも同じ条件を求めるコピーレフト型のGPL、条件のゆるいBSDライセンスやApacheライセンスなどがあり、改変して配布するときの義務が種類ごとに違う。
試験での引っ掛け
「無償だから何をしてもよい」は誤りで、許諾条件に反した配布は著作権の侵害になる。とくにGPLは改変物のソースコード公開まで求める点で条件が重い。また提供元の保守が止まることがあり、商用製品のような問い合わせ窓口が常にあるとは限らない。
関連用語
出た過去問
出典:平成30年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問20(IPA)
多数のサーバで構成された大規模な分散ファイルシステム機能を提供し、MapReduceによる大規模データの分散処理を実現するOSSはどれか。
正解:Apache Hadoop
要点:HadoopはHDFSとMapReduceによる大規模分散処理のOSS基盤
大量データを多数のサーバに分散配置し、MapReduceという枠組みで並列に処理する基盤を提供するOSSがApache Hadoopである。分散ファイルシステムのHDFSとMapReduceの2つが中核で、いわゆるビッグデータ処理の代表的な基盤として位置づけられる。同じApache系でも、メッセージ配信やインメモリ処理など役割の異なる製品と混同しないようにしたい。
出典:平成31年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問20(IPA)
OSIによるオープンソースソフトウェアの定義に従うときのオープンソースソフトウェアに対する取扱いとして、適切なものはどれか。
正解:社内での利用などのようにオープンソースソフトウェアを改変しても再配布しない場合、改変部分のソースコードを公開しなくてもよい。
要点:OSSのソース公開義務は再配布するときに生じる
OSIのオープンソースの定義が課すのは、あくまで再配布する場合の条件である。改変した成果物を社内だけで使い外部へ配布しないのであれば、その改変部分のソースコードを公開する義務は生じない。逆に配布する時点で、ソースコードの入手手段の提供などライセンスの条件が適用される。
出典・参考
公式シラバスの2 コンピュータシステム > 5. オープンソースソフトウェアに掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。