SiP(システムインパッケージ)とは?えすあいぴー
SiP(システムインパッケージ)とは、SiP(System in Package)は、複数のベアチップと受動部品を1つのパッケージに収め、全体で一つのシステムとして機能させる実装技術。ロジック・メモリ・アナログ・RFのように最適プロセスの異なる回路を別々に作って束ねられるため、1チップへ集積するSoCより開発期間とマスク投資を抑えられる。
最終更新:2026-10-06
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微細化が進むほどマスク一式の費用と設計期間が跳ね上がり、少量多品種が常の組込み製品では1チップ化の投資を台数で回収しきれない。加えてアナログ・RF・パワー系は最先端の微細プロセスに載せると特性がかえって悪化するため、同じプロセスに同居させること自体が不利になる。既存のダイを買って1パッケージへ束ねれば、基板面積は縮めつつ投資と期間を抑えられる——この折り合いがSiPの存在理由で、es では「1チップ化するか、パッケージで束ねるか、基板上に並べるか」というハードウェアとソフトウェアのトレードオフと同じ構図で問われる。
具体例
Nordic SemiconductorのnRF9160は、Cortex-M33のアプリケーションコア、LTE-Mトランシーバ、RFフロントエンド、電源ICを10mm角の1パッケージへ収めたSiPで、基板側はアンテナと数点の受動部品だけで済む。別プロセスで作ったRFと電源をそのまま束ねられるので、同等機能を1チップ化する場合より製品の立ち上げが速い。
試験での引っ掛け
SoCが1チップへの集積、SiPが1パッケージ内への複数チップ収容で、集積の階層が違う。SiPはチップ間の配線が残るぶん消費電力と遅延ではSoCに及ばず、封止後に内部の1ダイだけを交換できないので既知良品ダイの歩留りがそのまま原価に効く。なお同じつづりに見えるSIPは別物で、サービスマネジメントのSIP(サービス改善計画)、IP電話の呼制御を担うSIP(セッション確立プロトコル)を指す——設問がハードウェア実装の話かどうかで判断する。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。