フリップフロップとは?ふりっぷふろっぷ
フリップフロップとは、1ビットの状態を保持する順序回路の基本素子で、クロックのエッジに同期して入力を取り込み、次のエッジまでその値を保つ。入力をそのまま取り込むD型、エッジごとに反転するT型、セットとリセットを持つSR型があり、これらを並べてレジスタ・カウンタ・シフトレジスタが構成される。
最終更新:2026-10-06
この語が出る過去問を解く →背景
組合せ回路だけでは、いま与えられている入力に対する応答しか作れず、「前に何が起きたか」を必要とする処理は表現できない。帰還をかければ状態は持てるが、入力が通り抜けたままの構造では入力の揺れがそのまま出力へ伝わり、回路全体でいつ値が確定するのかを決められない。クロックの一瞬だけ取り込む形にしたことで、設計者は「1クロックにつき状態は1回だけ更新される」という時間の刻みを前提に回路を組めるようになった。
具体例
74HC74は正エッジトリガのD型を2回路備えた汎用ICで、反転出力をD入力へ戻すだけで1/2分周器になり、段数ぶん連ねればリプルカウンタになる。FPGAのスライスに並ぶレジスタも役割は同じで、RTLでクロック同期の代入として書いた記述は合成後にこの素子へ落ちる。
試験での引っ掛け
クロックのエッジで取り込むのがこの素子、イネーブルがアクティブな間ずっと入力が出力へ通り抜けるのがラッチで、合成レポートに意図しないラッチが現れたら記述の抜けを疑う。非同期の外部信号を直接受けるとセットアップ・ホールドを守れず準安定状態に陥るため、2段通してから使うのが定石になる。
関連用語
出た過去問
出典・参考
高度試験 午前I(高度午前I 相当)のシラバスの2 コンピュータシステム > 1. ハードウェア > (1) 電気・電子回路に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。