マルチプレクサ・デコーダとは?まるちぷれくさ・でこーだ
マルチプレクサは複数の入力から選択信号で1本を選んで出力する組合せ回路、デコーダはnビットの符号を2ⁿ本の出力のうち1本の活性化へ展開する組合せ回路。前者は信号の集約、後者はアドレスの解読やワンホット信号の生成に使い、どちらも伝搬遅延と切替時のグリッチが設計上の勘どころになる。
最終更新:2026-10-06
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ピン数と配線は面積・消費電力・基板コストに直結するので、同時には使わない信号を1本へ束ねて時分割で使い回すのが実装の基本になる。逆にアドレスやコマンドは符号に圧縮して運び、受け側で1本ずつの選択線へ戻す必要がある。この「束ねる」「ほどく」の対がマルチプレクサとデコーダで、装置間インタフェース仕様を決める場面で必ず顔を出す。切替の瞬間に一瞬だけ現れるグリッチをそのままクロックやリセットに使わない、という配慮まで含めて設計判断になる。
具体例
Texas InstrumentsのCD74HC4051のような8チャネルのアナログマルチプレクサで、8本のセンサ出力を1個のA/D変換器へ順に切り替えて取り込む。デジタル側では74HC138のようなデコーダにアドレス上位3ビットを入れてチップセレクトを作り、どのメモリやペリフェラルが応答するかを決める。
試験での引っ掛け
マルチプレクサは多対1、デマルチプレクサは1対多で向きが逆。デコーダとデマルチプレクサは回路がほぼ同じで、入力を符号とみなすか分配するデータとみなすかで呼び分けているだけ、という点が問われやすい。実装側では、アナログマルチプレクサは切替直後の電圧が整定するまで変換してはならず、デジタルの伝搬遅延の感覚でサンプリング開始を決めると測定値が前チャネルに引きずられる。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。