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バックアップと復旧とは?ばっくあっぷとふっきゅう

バックアップと復旧とは、データや構成情報の複製を保持し、必要な時点の状態へ戻せるようにしておく運用。組込みでは対象がサーバ上のデータにとどまらず、機器の設定値、出荷したファームウェアの版、それをビルドしたツールチェーンと環境まで広がり、どれか一つでも欠けると「出荷時の状態を再現する」ができなくなる。

最終更新:2026-10-06

試験情報

エンベデッドシステムスペシャリスト試験の頻出用語/午前II

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背景

量産品は出荷後も5年から10年、製品によってはそれ以上フィールドで動き続ける。数年後に不具合が出たとき、当時のソースが残っていてもコンパイラの版数やビルドオプションが失われていれば同じバイナリを作れず、変更点との差分を確かめられない。復旧の対象を「データ」ではなく「再現に必要な一式」へ広げておくのが、保守容易化設計と構成管理の勘所である。機器側では、更新の途中で電源が落ちても前の版へ戻れる仕掛けが別途要る。

具体例

A/B面(デュアルバンク)構成のOTA更新では、いま動いていない側の領域へ新しいイメージを書き、CRCと署名を検証してからブートフラグを切り替える。次回起動でアプリが正常起動を宣言できなければ、ブートローダが自動的に旧面へ戻す。STマイクロやNXPのMCUが持つデュアルバンクフラッシュとブートローダ領域は、この戻り道を作るために使われる。

試験での引っ掛け

取得できたことと戻せることは別で、復元試験をしていない複製は無いのと同じ。設定値を不揮発メモリに1面しか持たない設計は、書込み中の電源断でその1面が壊れると戻れない(2面+世代番号+CRCが定石)。潜伏の長い攻撃では複製側にも侵害後の状態が入り込むため、世代を複数持ち、うち1つは書換え不能な保管へ置く。

関連用語

解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。

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試験での特徴
  • 分野:午前II
  • 取得できたことと戻せることは別で、復元試験をしていない複製は無いのと同じ。