6LoWPANとは?しっくすろーぱん
6LoWPANとは、127バイトしか運べないIEEE 802.15.4のフレームと、40バイトのヘッダおよび1280バイトの最小MTUを要求するIPv6との段差を埋める適合層(RFC 4944/6282)。ヘッダ圧縮、断片化と再組立て、メッシュ転送の三つを担い、条件が揃えばIPv6とUDPのヘッダを合計数バイトまで縮められる。
最終更新:2026-10-06
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端末ごとに独自プロトコルを立てると、ゲートウェイが変換の塊になり、機器を増やすたびに書き換えが要る。端までIPを通しておけば経路制御も名前解決も既存の資産がそのまま使え、アドレス数もIPv6なら心配がない——ところが当時の低速無線はIPv6が求める最小MTUもヘッダ長も満たしていなかった。無線規格側を作り直すのではなく、間に一枚挟んで折り合わせたのが6LoWPANで、ThreadやWi-SUNの下回りとして今も使われている。
具体例
Thread仕様やWi-SUNのFANプロファイルは6LoWPANを土台に置き、Nordic SemiconductorやSilicon LabsのSDKに実装が入っている。IPv6アドレスの下位64ビットを802.15.4の短縮アドレスから生成する構成にすれば、ヘッダ内の送受アドレスを丸ごと省略でき、削れた分をセンサ値の本文へ回せる。
試験での引っ掛け
6LoWPANは無線規格ではなく既存の低速無線の上に敷く適合層で、「6LoWPANの電波」という言い方は成り立たない。またIPv4は対象外で、アドレス自動生成がIPv6のインタフェース識別子に依存している。圧縮率はリンク内で接頭辞が共有されている前提で効くため、外部へ抜ける通信では縮まず、断片化が増えて再送コストが跳ね上がる。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。