TSNとは?てぃーえすえぬ
TSNとは、標準イーサネット上で通信の遅延上限を保証するためのIEEE 802.1系の拡張規格群。ノード間で時刻を同期し(802.1AS)、送信できる時間帯をあらかじめ割り当てて制御フレーム専用の窓を周期的に開ける(802.1Qbv)。産業や車載の制御網を汎用イーサネットへ統合する狙いがある。
最終更新:2026-10-06
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制御には専用のフィールドバス、映像や設定には別の配線、という二重投資が長く続いてきた。イーサネットは安価で帯域も大きいが、ベストエフォートゆえに最悪遅延を約束できない点だけが障害だった。そこで時刻同期と送信時刻の割当てを規格として決め、1本の配線に制御と大容量トラフィックを同居させられるようにしたのがTSNである。
具体例
制御指令と検査カメラの映像を同じ配線へ流す製造ラインでは、周期ごとに制御フレーム専用の時間帯を開けるため、映像が帯域を占めていても遅延上限が保たれ、専用の制御配線を廃止できる。車載でもCANやFlexRayを束ねるゾーンアーキテクチャの基幹網として採用が進む。
試験での引っ掛け
優先度付きキューによる従来のQoSと混同しやすい。優先度は相対的に先へ送るだけで最悪遅延を確定させないが、TSNは時刻同期を前提に送信時刻そのものを決め打ちして上限を確定させる。裏を返せば時刻同期が外れれば保証も崩れるので、グランドマスタの冗長化まで設計に含める。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。